「月次訪問監査」のビジネスモデルに大きな変化が!
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
「毎月お客様先を訪問して、社長とお話して、
帳簿データを一仕訳一仕訳チェックして..。」
7、8年ほど前は、
こういった話が当たり前でした。
そこで、
私どものグループである
エヌエムシイ税理士法人が、
“3ヵ月に1回お客様を訪問している”という話をすると
「毎月訪問しないなんて、手抜きですよね?」
と非難めいた意見をいただくことが、
かつては何度もありました。
しかし、いかがでしょうか。
ここ4、5年をみると、
顧問先様から、
「毎月来なくていいから、顧問料を下げて欲しい。」
と言われたとか、
所長先生から
「この顧問料で、毎月訪問では採算が合わない。」
というようなご意見を耳にする
機会が随分と増えました。
要するに、
毎月訪問して提供する
“サービスと料金のバランス”が
崩れてきているのです。
最近では、
契約したお客様の対応を
すべてインターネットや電話などを使って完結し、
“一切訪問しない形態”も増えてきています。
2、3ヶ月に1回訪問どころか、
お客様を訪問しなくても、
業務が成り立つ時代がやってきたのです。
確かに、しばらくの間は、
「うちの地域は田舎だから、
お客様と毎月会って、顔を突き合わせないと
サービスになりませんよ。」
という声が主流で、
その需要をこれまで通り、
追いかけていかなければならないのは事実です。
しかしその一方で、
インターネットも会計システムも
当たり前に世の中に出回っている昨今。
他の業種と同様に、
もっと合理的に会計事務所のサービスを
受けたいという、
若手社長を中心とした動きも
影で着々と伸びているのです。
そして、これから5年、10年しないうちに、
そのようなサービスを望む
お客様が主流となってゆくのです。
「そんなの、まだまだ先の話だ」と
一蹴する前に、
それらのサービスがどのように展開されているか、
一度注目してみて下さい。
もしかしたら、
みなさんの事務所の顧問先様も、
検討を始めているかもしれません。
いまや、
お店に足を運ばなくても、
スーパーで売っている生鮮野菜を
インターネットで買えてしまう時代です。
気が付いてみたら、
いつの間にか
取り残されていたということにならないよう、
普段、「常識」と思われていることも、
時には疑ってみることが必要です。
会計事務所の経営ノウハウを公開している |