所長先生の求心力は低下傾向? | 会計事務所応援 ブログ

所長先生の求心力は低下傾向?

みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。


ここ数週間、事務所にお邪魔したり、
セミナー参加を通じて、職員数が10名以上の
会計事務所の所長先生にお会い機会が
数多くありました。


そのなかで共通するのが、


「私が職員に言って聞かせても、なかなか言うことを
聞いてくれないんだよ」
という声。


確かに、ここ最近で気が付くことは、


・新システムの導入

・自計化キャンペーンの実施

・顧客拡大


などなど

所長先生から、

「職員と相談してみないと判断がつかない」

とか、

「私の一存では決められないから、木村さんから
 職員に説明してもらいたい。」


と言われるケースが増え続けていることです。


私がこの仕事に付き始めた10年ほど前に遡ると、


所長先生が、
新しいサービスや業務実施の良し悪しを判断し、
職員に言い聞かせて実行し、方針に従わない職員は、
事務所を去っていきました。


それが当たり前だと思っていました。


ところが、
ここ最近では、先生が所内でやりたいと思っている
サービスが、職員の反対を恐れて実施に移されない
ことが多いのです。


私は、こうなってしまっている現状を
とても残念に思います。


所長先生は、会社で言えば社長であり、
経営実績に対して無限の責任を負うのは、
私が説明するまでもありません。


そういう意味では、
仮に事務所のNo.2の職員だとしても、
所長先生の責任とは「雲泥の差」があります。


何か大きな問題が起きたとしても、
サラリーマンである職員は、
先生と違い「辞表一つ」で簡単に
辞められるわけですから。


そのような責任を負ってくれない職員の意見で、
事務所経営の判断が左右されてしまっているのです。


無論、理想と現実に差があることは、
私も痛いほどわかるのですが、

もう一度原点に立ち返り、

何か事務所内で新しいことに取り組もうとする際、 
経営に対して無限の責任を負っている所長先生が
「職員の顔色に左右されず」に新しい業務方針を
説いて聞かせるような体制に、
戻って欲しいと切に願います。




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