「次の姿勢にいつでも移れる姿勢」でいるには、どうすればよいか。

時々でよいので、自分の体の各部分に(特に後ろ半分)意識をもっていってあげてください。ふだんの生活で、「意識不明」になっている面積は、意外と広いものです。特にパソコンに向かう時間が長い方は、ヘタをすると目と指先だけの存在になって生きている時さえあります。痛いところが出てきたらー肩とか腰とかーその部分が、そこにあることを思い出してもらうために自己主張しているといっていいでしょう。

ハードな練習などではなくて、時々「意識の糸」を思い出したように全身にはりめぐらしてみる。地味ですが効果があります。 お試しください。   





先日ある飲み会で、「よい姿勢とはどんな姿勢ですか。」と聞かれる。
改めて考えてみて、踊る立場から答えると、
「次の姿勢にいつでも移れる姿勢」だと思います。

よくある誤解の「よい姿勢」は、胸を張ってぴんとたっている姿勢(きをつけ!みたいな)、これは実は反っていて、たぶん呼吸も苦しい。力んでいて姿勢を変えにくいでしょう。逆にグデグデに力が抜けていると、楽なようでも動くたびに力の入れなおしで、しんどさ倍増です。

ではどのようにすれば「次に移れる姿勢」が保てるか、ですね。 続く。


バレエ教師である母、藤原悦子に手ほどきを受け、深川秀夫、石川恵己、ジャン・クロード・ルイーズに師事。大阪大学法学部卒業後、渡米しインディアナ州公立中学、高校でバレエ指導助手を担当。帰国後バレエの研修・指導を続けるとともに、来日振付家や、ABTのマラーホフ氏などの通訳をつとめる。2001年、北京でユネスコ主催行事に子どものための振付作品を出品。舞台ではクラシックバレエのレパートリーの他、深川秀夫振付の創作作品を踊る。

現在、藤原バレエアカデミー(大阪)主任教師。クラシックバレエの指導、振付を進めながら、一般人にとって役に立つ「体の動かし方」や「芸術のかかわる日常」を考える毎日。