四半世紀の思い入れのはなし | タイトル未定・・・

タイトル未定・・・

ささやかな日常の雑記帳


火曜日の夕方から水曜2時にかけて、

長女が帰って来ました。


そもそもの始まりは

月曜の夜7時半ごろの

「今夜帰る」メール。


で、20分後

「やっぱ今日は帰らない」


またきっかり20分後

「やっぱ帰るグッド!笑」


で、1時間と2分後

「やっぱ遅いから明日朝帰る笑笑笑笑」



なめとんのか。

まぁ、なめてるよな。

いいように翻弄されてる。


おんなじようなこと前にもあったし。

でも、まあ、帰ってくるからといって

特別何か準備するわけでもないんだけどね。



んで、日が変わって火曜日。

結局こっちに着いたのは5時。

(そんなもんだと予想はしてた)






そんなこんなありつつ、

先日の定演後サークルの休みがこの日まで

(つまり彼女の春休みの最終日)ということで

少しは義理立てようとでも思ったのか、

とにかく帰ってきました。



近所のショッピングモールで待ち合わせ。

何を隠そう私には一つの心づもりがあったのです。


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今を遡ること四半世紀あまり。

当時私は大学の寮で生活をしていました。


夏休み明けのある日、同学年の友人のひとりが

指に光る指輪を披露しながら言うことには・・


女の子は20になる前に

女親から指輪(身につけるもの)をもらと幸せになる


って言われているとか。

その指輪は帰省中にママに買って貰ったものだということ。


・・・


聞いてないよぉ。

てか、私夏休み中に誕生日終わっちゃってっし。

ハタチなりたてのこのタイミングで聞きたくなかったかも。

まぁ、そんな言い伝え知ってたとしても、

うちの母親はスルーするに決まってるんだけどね。

でも…幸せになるための切符を手に入れ損ねたような、

そんな取り残され感。



とりあえず内心の動揺を隠して、

「へぇー、そうなんだぁ。かわいい指輪だね。」

とかなんとか言ってこの話は終わりました。

実際のところ、彼女の指輪がどんなだったか、

人かけらの記憶もありませんが…



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友人の言ってたこの言い伝え、

果たしてどこ由来なのか

その後の人生の中で同様の話題が出ることもなく

特に調べることもせずこれまで生きて参りました。


でも、気付けばそんなことを

25年あまりたった今でも覚えていて、

あまつさえ「自分の娘が二十歳になる前に指輪を買う

ということは、自分の中での決まりごとのようになっていたようです。




4月の初めにハタチになる彼女、

もしかしたら10代の彼女に会うのはこれが最後かも・・

そう、この日は25年越しの思いの丈を叶える

ラストチャンスかもしれないのです。


験担ぎとかジンクスとか占いとか、

決して気にする方ではないのですが、

それでも忘れ去られることなくずっと心の中に残っていた

この思いを遂げずに済ませたら何だか気持ち悪いし。


もはや「あげる」というより「もらってもらう」くらいの勢い。


ともあれ

無事本人の気に入るリングが見つかり、渡すことができました。

(長々した前置きの割に、ここは端折る)


悲願達成。




これを読んで下さる方がいらしたとして、

もしこの言い伝えについてご存知の方がおいでだとしたら

いらいらされているんじゃないかと思うのですが、

私も何だか気になって娘が帰ってから調べてみました。


数日前、

メールで指輪買ってあげるという話を本人にした際に

ふと気になって調べたとき

(「女の子 指輪 20歳」をキーワードに検索)には

それらしいことが出てこなかったのですが、

今度は年齢を「19歳」にしてみました。

(「ハタチになる前なら19?」ってことで)


すると、いくつかの説が出てきました。


まとめると

・19歳の誕生日に/19歳のときに

・母親/父親/彼氏から

・指輪/アクセサリー/身につけるもの

 をもらうと女の子は幸せになる

というような感じ。



うーん、ビミョー。

でもセーフかな?

ギリ当てはまってるよね。


「20歳前」と記憶してるんだけど、

「誕生日」説がけっこう多くてちょっと凹むけど。


でも、まぁ、

そんなこととは別にしても(長年心に引きずっていたくせに(「そんなこと」)

成人を前にアクセサリーをプレゼントっていうのも

なかなか悪くないアイディアだって気はするから、

よしとしておこう。うん。(言い聞かせ)






きのう。

雨の中「行ってきます」と言い残して「自分の家」に戻った長女から

5分後にメールが届きました。



  指輪ありがとう


  すごく気に入ったので

  なくさないように気をつけながら

  普段使いたいと思う。

  未来はわからんがとりあえず今幸せ


  感謝感謝





「幸せ」なんて、

気の持ちようひとつで

日々の生活のなかでだって

いつでもいくつでも見つけられるとは思うんだ。


私だって、指輪はもらえなかったけど、

このメールを開いたときには

すごく幸せな気持ちになった。


そうは思いつつ、

こんなに長い間

指輪のことが心の中にあったのは、

大人になる前に、

私のもとから離れて行く前に、

「いつも幸せであってほしい」という親の思いのかたちを

身につけてもらいたかったんだろうな、と

そんな気がした。


幸せを願う者がいることをいつでも感じていてほしい、と。





娘よ、勝手にメールの中身を公にしてしまってごめんね。

すごく嬉しかったもんだからさ。






ところで。

この前夜、指輪を見せたときの次女の反応。


「私は? 私のときは??」


・・・


そこ不安?

そのときもちゃんとおんなじようにするから。

あたりまえでしょう。


(長女と予想していた通りの反応ではあったけどね)