【おうからんまん】
桜の花が満開になって、みごとに咲き乱れているさま。

◇  ◇  ◇

週末、久しぶりに東京方面へ遠征してきた。

滞在中のほとんどは電車移動で潰れたため、特に観光らしいこともできなかったが、ちょうどこの時季ということもあり、車窓から多くのを眺めることができた。

特に、京浜東北線川口駅から見える川口西公園の桜は秀逸。時間と疲労度の折り合いがつかず断念したが、もっと近くで愛でてみたい風景であった。

また、帰りに乗った新幹線からも同様に多数の桜が見られた。東海道沿いの約500km、2時間半にわたり、常にどこかに桜が見えていた。日本人とは、どれほど桜が好きなのだろうか。

ところで、ソメイヨシノは実をつけることがほとんどできないらしい。たまに見かける実は、近くに生えている別の品種の花粉をたまたま受粉したから実っただけで、その種はもはやソメイヨシノではない。つまり、自力では繁殖できないのだ。

では、なぜこれほどまでに多数の樹を、日本中で見ることができるか。答えは簡単、全てクローン、人手を介し接ぎ木で増やされているらしい。

あの美しさの影にはそんな憂いを秘めているのだ。

以上、花見に使えるウンチクでした。
もう遅いって?


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【じじょうじばく】
自分の縄で自分を縛る。自分の言動が自分を束縛して、自由に振る舞えず苦しむこと。

◇  ◇  ◇

「亀甲縛り」といえば、時代劇でよく見る緊縛方法の一つである。昔の日本にはロクな手錠が無かったそうで、あのような複雑なロープワークが必要だったらしい。

罪人が逃走しないのはもちろん、暴れず、殺さず、なおかつ美しい捕縛方法が数多く考案され、発展していったそうだ。

ちなみに、当時は身分により縛り方が違っていたそうだ。さもありなん。

さておき、先日私はフランス女子のSMショーを観てきた。

SMショーとは言っても、そのフランス女子がロープと戯れ、客と軽くロウソクプレイをする程度のソフトなもので、男も女も酒を飲みながら楽しんでいた。

その中で彼女が、自らを亀甲に縛ってしまうというワザを披露していた。緊縛プレイとは誰かに縛ってもらってこその快楽だと思っていたし、そもそも自分で縛れるとは思っていなかったので、ホンの少しだけ驚いた。

せっかくなので、記憶が確かなうちに自分でも試してみなければならないと思うが、あいにくそれらしいロープの持ち合わせが無い。黄色と黒のシマシマロープでは趣も半減。コーナンに素敵なロープは売っていないだろうか。

ややアブノーマルな発想に傾いているが心配は無用だ。熱々のロウをかけてもらったら誰だってこうなるのだから。


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【とうはつじょうし】
激怒して髪の毛が逆立つこと。

◇  ◇  ◇

メガネ人にとって床屋は鬼門である
メガネを外さなければならないからだ。

外している間の我々は驚くほど弱く、怯えてすらいる。暗闇の部屋に拘束されている気分と言えばご理解いただけるだろうか。

そんな状態で不意に話しかけられても、どこに向かって返事をすれば良いのかわからず戸惑ってしまう。できればそっとしておいて欲しいところだが、せめてオドオドと挙動不審に見えないよう、密かに頑張っている。

ともあれ、見えないものは見えない。非メガネ人にだってそれぐらい酌みとってもらいたい。

先日の話。

メガネを理容師さんに渡した途端「分け目はそこでよろしいですか?」との質問。記憶を辿り「今日は帽子を被っていたせいか少し真ん中に寄っているはずです。今は見えませんが。」

しかし、何故かキョトンという音が聞こえ、鏡越しにもう一度「分け目はそこでよろしいですか?」
しゃーないからもう一度「少し真ん中に寄っていると思います。本来はもう少し右よりです。メガネが無いので見えませんが。」

結局ピンと来ない様子で会話は終了……先が思いやられる。

一通り終了後、出来映えチェックの為メガネを差し出す彼。私の両手はケープの中。いつもの人ならかけてくれるところである。

無言で見上げていると、右手付近のケープをかき上げる彼。右手を出して自分でかけろということのようだ。しかし、“つる”が畳まれたメガネを片手でかけることは物理的に不可能。右手でメガネを持ちつつ、もう一度無言で見上げていると、「かけたほうがよろしいですか?」と彼。「はい……」。

彼が非メガネ人だからなのか、それとも単に無想像力人だからなのか……。おかげで、煩わしい支払い後のアンケートが、その日はとても楽しみだった。


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