「人を萎縮させない指導の仕方について教えてください。」
今日はこの質問について考えていきます。
後輩や学生を指導する時、
言うべきことはきちんと伝えなければいけないけれど、
言いすぎると、相手が萎縮してしまのが心配。
このような思いがある人に結構出会います。
確かに現場でそのようなことって結構あるかと思います。
今回のそう言うパターンで提案したいのは、
まず言い方の工夫の前に
物理的な距離感や位置関係の工夫についてです。
まずこのような指導をするときに
相手とどのような位置関係で伝えるか?
1)真正面に座って伝えるのか?
2)斜め90度くらいに座って伝えるのか?
3)それともお互い顔が見えないくらいの横に座って伝えるのか?
1)〜3)のようなバリエーションの他に、
立って伝えるか?
座って伝えるか?
狭い個室で伝えるか?
それとも、他の人もいるフロアで伝えるのか?
などなど物理的な位置関係や環境設定など
あれこれ工夫できることがありますう。
忙しかったり、
指導する内容についてあまり意識がいきすぎると
このような物理的な距離感や位置関係についてまで
配慮できずに伝えてしまう方がいらっしゃいます。
例えば、他の人が見ているまで、
大きな声でその人を指導してしまい。
相手を萎縮させてしまったり、、
特に他の人が見ている前で、指導するというのは、
あまり良い効果を生むことはありません。
できるだけ、人目を避けて指導することがいいと思います。
また、萎縮させないと言う意味では、
相手の真正面に立って、指導するというのは、
こちらもあまり良い効果を生まないと思います。
萎縮をさせない伝え方を意識するのであれば、
まず、このような物理的な距離感や位置関係について
よく工夫してみると良いのではないかと思います。