「患者さんと一緒に何かを作る。」
こういった体験をすることが、
コミュニケーションを促進する。
このようなことをよく実感します。
人と一緒に何かを作る。
人と一緒に何かをする。
こういったことはコミュニケーションを生みます。
先日、私はデイケアのプログラムで
利用者さんと一緒に壁に飾る絵を、
一緒に書いたり、糊で貼り付けたり
そんな作業をしたのですが、
(この時はお茶畑の絵をみんなで作りました)
このような活動をすると、
コミュニケーションが自然に生まれてきます。
「あら、その色使いいいですね!』
「○○さん器用にハサミを使うねえ」
「○○さんはセンスがいいねえ」
お互いのやっている作業を
お互いに褒めあいながら、
一つの共同作品が完成していきます。
そこで、つくづく私が思うのは、
コミュニケーションというのは、
無理して取ろうと思って取るもの
というより、
自然に生まれてくるものだということです。
これは、特にあまり話をしない患者さんや
無口な患者さん
少しきむづかしい患者さん
こういった方と関わる時に
意識することです。
コミュニケーションを取ろう取ろうと思うと
緊張します。
コミュニケーションを取ろう!
と意気込むのではなく、
コミュニケーションが自然と生まれるような
環境を設定する。
コミュニケーションを円滑に進めていくには、
このような工夫も大切です。
私はよくこのようなことを考えて臨床をしています。
これは、自分のステート(心と体の状態)を
いいステートに保ちつつ
コミュニケーションをとる
という意味でも大事な視点です。
少しコミュニケーションが難しいと思われる相手と
コミュニケーションをとる時
「話しかけなきゃ!」
とか
「コミュニケーションしなきゃ!」
と意気込むと緊張するのです。
そうではなく、自然とコミュニケーションが必要となるような
場面を設定するのです。
私はそんな工夫をよくしています。
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