「家族にOTで取り組んでいることについて
説明する機会があるのですが、
うまく伝えるコツを教えてください。」
このような相談をいただくことがあります。
ご家族にリハビリの内容などを伝える。
このような機会があるリハ職の方は結構いらっしゃると思います。
患者さんの状況を伝えたり、
お家でしていただきたいリハビリの内容を
伝えることもあるかと思います。
また、家族会のような場所で、
リハ職の視点から何かを伝えるということもあると思います。
家族に何かを伝えるとき
私が意識していることは
「これならやってみよう!」と思えるような
提案をすることです。
専門的になりすぎず、
これだったら、私たちでもできそう
そんな感覚を持ってもらうことを意識しています
例えば、
先日、私の職場の家族会で、
嚥下体操についてご紹介する場面があったのですが、
その時にも意識したことは、
なるべくご家族様にも
家でできることを提案しようということです。
嚥下体操にとって大切なことは、
食事の前に口や首まわりをよく動かすこと。
そのことをまずは伝えたいと私は思ったので、
食事の前に首をくるっと1回回したり、
ちょっとおしゃべりをしてからご飯をたべたり、
頬を軽く手でマッサージするだけでもいいんですよ。
などと、
なるべく、専門用語は使わず
お家で誰でもができそうな
提案をすることにしました。
人に何かを伝える時。
それがうまく伝わったかどうかを見極めるには、
そのことによって行動が変わったかどうか?
を見ること
だと私は思っています。
だからこそ、
家族に何かを伝えたことで
具体的に何か行動が変化したかどうか?
それを意識する伝え方をしたほうがいいと思うのです。
このような伝え方を常に意識しておくと
「杉長さんに教えてもらった○○やってますよ!」
こんなフィードバックをもらえるようになるのです。
そして、このようなフィードバックをもらえると
嬉しいですよ。
自分の伝え方がうまくいったんだ!
って確認することができます。
うまくいったことを確認できるような
伝え方。
これって大事です。
伝えることって下手すると
一方通行になりがちです。
伝えることに苦手意識を持っている人こそ、
伝えた後うまくいかなったという
気持ちになりやすいのです。
だからこそ、良いフィードバックをもらいやすいような
伝え方を意識する必要が
あるのではないかと
私は考えています。
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