「意欲低下のある患者さんのリハビリで困っています。
リハビリがスムーズに進まないのですが、、」
このような質問をいただくことがあります。
「意欲低下のある患者さん」
このテーマはこのblogでも
なんども取り上げています。
それくらい私にとっては
大切なテーマであると思っています。
このように「意欲低下のある患者さん」を担当した場合。
すぐに、「どうしたらいいだろうか?」
「何かいい方法はあるだろうか?」
「なぜ意欲が低下するのだろうか?」
そう考える前に、
考えてみるとよい質問があります。
それは、
「この問題はわたしにとって、
なぜ問題なんだろうか?」
ということです。
えっどういうこと?
と思う人いるかもしれません。
「意欲低下があって、
リハビリが進まないんだから、
問題に決まっているじゃないか!」
そう思うかもしれません。
しかし、
そこでじっくり考えてみて欲しいのです。
では、そのことは、
「私にとって、なぜ問題なのだろうか?」
と考えるのです。
「私にとって、、、』
と考えることがとても重要です。
確かに、意欲低下の方を担当して、
リハビリが進まない。
そのことは、問題だと思います。
しかし、それって
セラピストであるあなた自身にとって、
「なぜ問題になるのでしょうか?」
これについてじっくり考えてみたいのです。
このような問いについて考え始めると、
自分自身の
セラピスト観
治療者観
と向き合わざるをえなくなります。
なぜなら、これを考え始めると
「私にとってリハビリとはこういうもの。
だけど、意欲低下のある患者さんとのリハビリでは、
それがうまくいかないので、
問題になる。」
このような考えが出てくるのです。
「私にとってなぜ問題か?」
これについて突き詰めて考えていくと
自分にとっての
「リハビリとは何か?」
「健康とは何か?」
「自立とは何か?」
「幸福とは何か?」
このような問いについて
自分で答えを出していく作業になります。
私はこれがとても大切だと思っています。
これについて考えることで
自分自身のリハビリについて
より筋の通ったものとして、
人に提供することができるのです。
ですので、私はこのように
意欲低下の人と出会ったときは、
考えるようにしています。
今日の話が読者のみなさんにとって
いいヒントになれば嬉しいです。
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