他職種からリハビリの協力を得るには!? | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「他職種などの他スタッフにリハビリの協力を

得ていくにはどのようにしたらいいでしょうか?」

このような相談をいただくことがあります。

仕事において一人でできることって限られています。

必ず誰かしらの協力を得て働く必要があるかと思います。

そんなときに、どのようにしたら、人の協力を得やすくなるのでしょうか?


ここで大切なことは、まず自分自身がどんな協力を得たいと思っているのか?

そのことを明確にすることです。

そしてその協力を、「行動レベル」ではっきりさせておくことが大切です。

「行動レベル」というのは、

具体的で誰にでもわかり、客観的にわかる行動を特定するということです。


例えば、

「もっと積極的になってほしい。」

「もっと協力してほしい。」

「もっと注意してほしい。」

人の協力を得たいときこのような事を言う人がいます。

しかしこれでは、「なにをどうしたらいいのか?」

相手は協力をしたくても、何をしたらいいのかわかりません。

これでは、相手は協力したくてもできないのです。

行動レベルで何をしてほしいのか?示すと言うのは、

例えば、

「リハビリの時にリハ室まで誘導してほしい」とか

「病棟でも、ベッドで寝たままではなく、起こしてご飯を食べさせてほしい。」

とか

「OTの時間になったら○○さんは車イスから椅子に座らせてほしい。」

などなど。

積極的に、注意してほしいなど、人によって捉え方が変わるような曖昧な言葉でなく、

具体的に誰が見ても、協力してくれているか?くれていないか?
はっきりとわかる。そのような「行動レベル」の協力を依頼するのです。

それが、人に協力を依頼するときのコツではないかと考えています。