「認知症などがあり、コミュニケーションがほとんどとれない患者さんと、
どう関わっていいかわからない。」
そんな質問を受けることがあります。
確かに重度の認知症の方ですと、言葉も通じないことが多いので、
なれないと、どのように接していいかわからないですよね。
自分も初めの頃はどうして良いかわからなかったです。
実はこの問題は、時間がたてば自然となんとかなる。
というのが、正解で、
私の病院に来た実習生さんを見ると、
ほとんどの子が、実習に来て長くても3~4週間くらいで、
そのような患者さんであっても、
難なく接することができるようになります。
だけど、最初は戸惑います。
なので、私は、
「最初は戸惑うよね。
なにか話さなきゃ。相手の言っている事を理解しなきゃ
って思っていると、だんだん自分が苦しくなってくるから、
まずは、この人の伝えてくれることで、何はわかるだろうか?
と、わかるところに集中するといいと思うよ。」
とアドバイスしています。
コミュニケーションの難しい方とのコミュニケーションにおいて、
何を言っているかわからない。。。。
自分の言っていることが伝わらない。。。
とできないところに意識をするのではなく、
この人の言っていることで何はわかるだろうか?
自分の伝えたことで何は伝わっただろうか?
とできていることに意識を向けてコミュニケーションをとるようにすると、
コミュニケーションがとりやすくなります。