目の前の課題と将来を見据えて自己投資すること | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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先日、自分の病院の回想療法のプログラムにて、

とある患者さんが話してくれた話を紹介します。


『自分達の時代は、戦争中で、物がなくて、大人がみんな戦争にいっているものだから、子供もみんな仕事に駆り出されて、勉強する暇なんかなかったよ。』

私はこの話しを聴いて、なるほど、昔は大変だったのだなあと思いました。

まあここまでは、私もよく高齢者の方がよく語る、戦時中の子供たちの学校生活の話なのですが、、、、


ここからは、私は以下のような連想をしたのです。


戦争中は、国全体が大変な時期だったので、

勉強よりも、すぐに役立つ仕事をする方が優先された。


だけど、このパターンというのは、

もしかしたら、

今現在の自分自身も似たようなパターンがあるのではないか???




私の今の現実を考えたときに、

目の前の仕事に終われて、それに翻弄されるあまり、

もっと先の将来を見据えて、

勉強をしたり、研究をしたり、

そういうことが疎かになっているんじゃないのかな?

そういうことを思いました。


この戦争中の例を出すと、

戦争中、学ぶことというのは、
「将来的には役に立つかもしれないけど、今すぐには役にたたないこと。」
とされたのではないかと思うのです。

だから学ぶことより働くことが優先された。




人間も社会もいっぱいいっぱいになってくると、

将来的に役に立つかもしれないことは、後回しになり、

今すぐやらなくてはならない課題に翻弄されることになります。


戦時中の子供たちにとって、学ぶことは将来的に役に立つけど今すぐ役立たないことであり、

働くことというのは、今日明日すぐにでも、役に立つことなのであった。



自分の生活を考えてみたときにどうであろうか?


目の前の課題に翻弄されるあまり、


10年後20年後を見据えて、勉強したり、研究したり、

そういうことをおろそかにしていないだろうか?

ていうことを思うのだ。




今日明日の事を一生懸命やることも大切だけど、

少し先の未来のために自己投資をする。

そんな自分も大切にしたいなと思います。




かといって、目の前の課題から逃げて、

将来の夢ばかり考えて勉強ばかりするのも、

バランスが悪いなとも思うのです。

だから、まあ、目の前の課題と将来に対する自己投資そのバランスを大切にしないといけないなーということを考えています。

そんなことを考えさせてくれた、とある患者さんのお話でした。



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認知症のある方への作業療法 中央法規出版より本を書いています。(共著)