精神か身障か悩むOTSにむけて | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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私は、精神科の病院で作業療法士をしています。



みなさんは、精神科の病院にどんなイメージを持っていますか?


ちょっと古いデータですが、
全国精神障害者家族会連合会(全家連)が1997年に全国の成人2000人に対して行った全国調査では、

精神障害者について、
「変わっている」37%
「こわい」 34%
「くらい」22%
というイメージを持っているというデータがありました。



総じて精神障害を持った人に対して、あまり良いイメージを持っている人は少ないのだなと思います。


15年ほど前のデータですが、現在であっても、精神障害についての世間的なイメージはそれほど変わっていないのではないでしょうか?

さて、
しかし、そんなイメージの精神科ですが、
なぜ私が、精神科のOTになったのか??


今日はそんなことについて書きたいと思います。



なぜ精神科を選んだか?
それは精神科の方がなんとく、わかる感じがあったからです。


OTの場合は、
就職する時っていうと、大抵「精神科」にいくか?「身体障害領域」にいくか?
という2択で考えることが多いのですが、
私は、身体障害より、精神障害の方が、なんとなく、わかる感じがありました。



精神障害が何となくわかると思ったのは、
精神障害の人が抱えているものが、
例えば、誰かに嫌われている気がするとか、誰かから狙われいるような感じがあるとか、
人からバカにされているような気がする。とか


そのような悩みが、
確かにそういう気がすることもあるかもなあと、自分でもなんとなく想像がつきそうな感じがしたからです。




逆に身体障害の方が自分には、理解が難しいと思ったことが多かったです。



例えば、仕事バリバリやっていて、その時に脳梗塞になってしまった人の無念さとか悔しさとか、
まだ社会で働くっていうことさえ理解できていなかった自分には、
ちょっと理解できない。なんだかそのように思ったのです。




特に実習で、若くして(30~50の働き盛り)脳梗塞になった患者さんの担当をする機会が多くて、そういった方のつらさとか、抱えているものとか、思いとか、まだ社会に出たこともない自分にとっては、共感するのがとても難しいと思ったことを記憶しています。




逆に、言い方が悪いかもしれませんが、
精神科の患者さんの抱えているものは、
なんとなく思春期の悩みの延長線上にあるように思えてしまい(言い方悪くて嫌な思いをする人いたらごめんなさい)
自分も思春期の頃すごく悩んでいたので、
自分でも何とか共感できそうな気がしたのです。





ただ、こういうことは、今から考えてみると、わかることです。



その当時は、なんとなく直感で、
精神科に決めたような感覚でした。



なんとなく直感で判断したことが、
後になって、「ああそういうことだったのか!」
と思うことって結構あります。



それが、自分の人生をふりかえることの面白さだなと最近思っています。







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