自信とは与えるものではなく引き出すもの | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

患者さんと一緒に、塗り絵を描いたり、パズルを解いたり、ゲームをしたり、いろんな活動をリハビリでは使うのですが、
できた時の、「やったね!」「うまくできたね!」という体験を大切にしたいなと思っています。



自信というのは、引き出す事はできても、
与えることはできないものです。


人を元気にするために、薬を出したり、
マッサージをしたり、手術をしたりと、
外部から人に介入するやり方はたくさんあるものの。


その人自体から出てくる「元気になりたい」という気持ちを引き出していくには、
何かに成功する体験をすることが大切です。

体験を伴うからこそ、人は自信が自分から出てくる。そういう事を思います。


そして、この体験を伴うということこそが、
リハビリテーションの胆なんじゃないかと、
わかってくるようになりました。


リハビリテーションとは何なのか?


誰にでもわかるような説明ができるように、この仕事を選んでからずっと考えてきましたが、
最近は、上記のようなことを考えています。


何時間も話を聞いてもらっても、解決しなかった問題が、
一回何かに成功しただけで、簡単にふっきれて、
解決してしまう。という事もよくあることです。


もちろん、何時間も話を聴いたということが、無駄だったということは、絶対にないのですが、
一緒に成功する体験を共有できるということが、リハビリテーションの最大の強みなんじゃないかと、思います。



そういう自分の仕事の特徴と強みをよく分かった上で働くと、自分の仕事の中でどんな事に力を入れてやればいいのか。その取っ掛かりが見えてくるように、思います。



そしてさらに、まずは自分自身も何かに成功する事が大切だなあとも思います。


ごたくを並べるより、1回の成功体験がいかに自分自身を豊かにするか?


成功する事にこだわって、仕事も、プライベートも楽しんでいきたいなと思う今日この頃でした。






写真は昨日妻と食べた中華料理です。


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