セミナー報告【3月24日他職連携がスムーズになるになるコミュニケーション術】 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

3月24日に、他職種連携がスムーズになるコミュニケーション術ということで、セミナーを行いました!!


今回は、
医療・リハビリ業界では、多種多様なバックグラウンド・価値観を持つ人が働いていますが、どんな人ともコミュニケーションをとってうまくやっていくには?
というテーマで行いました。

医療業界にはたくさんの医療職種がいます。

医師
看護師
薬剤師
理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
ソーシャルワーカー
ケアマネージャー
臨床心理士
管理栄養士
検査技師
放射線技師
保健師
助産師
義肢装具士
歯科衛生士
その他もろもろ



職業というのは、それだけで価値観を形成するところがあります。

例えば、医者には医者特有の価値観があったり、看護師さんには看護師さん特有の価値観があったりします。


これだけ、いろいろな職業があるということは、
それだけでいろいろな価値観を持った人がいるということです。


昔のような、医師と看護師だけで、ほとんどの事がなされていたような医療とは明らかに違い、
この業界も複雑な人間関係になっているのです。




そんな今の医療リハビリ業界で、うまくやるためにどんな人とも、コミュニケーションをよくとって仕事を進めていく、そのためには?ということです。



今回NLPの代表的な考え方であるVAKにしぼってたくさんの事例を踏まえてお話しさせていただきました。


NLPでは、人はコミュニケーションの取り方によって、視覚タイプV、聴覚タイプA、体感覚タイプKと3つに分かれます。

視覚タイプというのは、主に「視覚」を使ってコミュニケーションを取るタイプです。自分の頭の中にある絵や映像などのイメージを作りながら体験を思い出したり、話をしたりするタイプです。

聴覚タイプというのは、主に「聴覚」を使って、頭の中で自分の声を聴く内的会話や分析によって、体験を思い出したり、話をしたりするタイプです。

体感覚タイプというのは、主に「体感覚(触覚、味覚、嗅覚)を主に使って、体にある感覚や感触によって、体験を思い出したり、話をしたりするタイプです。



それぞれのコミュニケーションのタイプをお伝えしながら、臨床場面での具体的な適応例についてご紹介しました。


例えば、病院で、何か新しいプログラムをスタートさせたいと考えている作業療法士のAさん。

Aさんは、体感覚タイプのコミュニケーションを取るタイプで、「やろう」と思ったことはすぐに行動をとるタイプです。

なので、Aさんは、思いついたことは、何でもすぐに実行します。

春は病院でのお花見イベント、夏は花火大会イベント、秋になると患者さんを連れての遠足イベントに、運動会のイベントまで、

次から次へと思いついたことをどんどん実行していきます。



ところが、Aさんは、実行するのはいいのですが、周りの人たちにうまく説明をしたり、プレゼンをすることが苦手です。

いつも、企画書も、周りへの説明も不十分なまま突き進むので、
周りにたちは、そんなAさんに少し困っています。


そんな様子を心配した、先輩のBさんは、

「おいA、もっと事前に企画書を書いて、周りの人に説明して、コンセンサスをとってからにしてくれよ。お前ひとりで仕事をしているわけじゃないんだぞ。」

と教育するのですが、

Aさんは実行するのはいいのですが、企画を書いたり説明することが大の苦手で、なかなかできません。


こんなAさんに、どんな伝え方をすれば、もっと”企画書を書いたり、人に説明すること”にモチベーションを持ってもらうか?


こんな事例があったとします。





Aさんのように体感覚タイプの人には、彼の体感覚を揺さぶるような、伝え方をするほうが、モチベーションが上がります。

例えば、「企画書を書いて、周りの人が納得して動いてくれたら、もっと仕事しやすくなるよ!」

とか「今のままだと、周りの人からあまり理解されなくて、仕事がしづらい感じがしない?動きづらい感じがしないかな?
もっと周りにわかってもらうために、企画書書いたり、プレゼンしたりするといい思うよ!」

などです。

体感覚の人は、「動きやすくなるよ!」とか「動きづらい感じがしない?」「仕事しやすくなるよ」など身体の動きがどうなるのかを表現するような伝え方をするとモチベーションが上がりやすい。



そんな話などをさせていただきました。



参加された方から以下のような感想をいただきました。

☆ 初めて参加させていただき、事例も多く聞けて良かったです。まだまだ自分はコミュニケーション力が低いので続けて参加させていただけたらと思います。ありがとうございました。

☆ 改めてNLPのV.A.Kについて学ぶことができ、またより具体的な事例から話を聞くことができて分かりやすかった。
ミラーリングすると、バックトラッキングは、また徐々に慣れていけたらと思います。

☆ 本日は多くを学びさせていただきありがとうございました。コミュニケーションの世界が広がり嬉しく思います。参加してよかったです。

☆ 前回学んだことを振り返りながらも新しいことも学べたので大変参考となりました。より具体的に質問できてよかったです。




今回は具体的な事例をたくさん話せたことが参加者の方にとって本当に良かったようでした。

参加者くださった方々本当にありがとうございました。



次回セミナーのお知らせです。

次回は4月21日 リハビリ職者のためのらくらく簡単コミュニケーションセミナー
PTOTSTのための1日でわかるNLP入門

です。