患者さんのベッドサイドでのリハビリをする事が結構あります。
私の臨床は精神科ですので、
うつ的な症状があったりすると、
お部屋に行って声かけをしても、
リハビリを拒否される事がよくあります。
こういう経験を何度かすると、
大抵、患者さんのお部屋に入って、
患者さんの顔色をみるだけで、
リハビリに対して、
拒否的かどうか、なんとなく分かってしまう事が多くあります。
いわゆる、
“話しかけてくるなオーラ”のようなものを、患者さんから
セラピストが感じるという事があるものです。
しかしながら、
そういう感じというのは、
意外と外れる事も結構あるものです。
全然やる気無さそうに見えたけど、
意外とリハビリに協力的であったり、
意外と意欲を見せたりと、
そういう事もあるものです。
患者さんを見た時の、“やる気が無さそうだ”とか
“リハビリを拒否されそうだ”とか
“話しかけてくるなオーラを感じる”とか、
そういう事というのは治療者が勝手に感じていた事なのだなあと、しみじみと考えさせられます。
どんな患者さんと接していても、ちょっとでもその人のやる気を引き出せるようなセラピストになりたいなあと思う今日この頃です。