自分もシステムの一部なのだということ | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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後輩に対して、少しきつく指導してしまったなと、
時折反省してしまう事があります。





そういう時っていうのは、
振り返ってみると、
知らず知らずのうちに、
自分より目上の人や同僚などの言動に影響されて、
ついつい自分も後輩にきつくあたってしまった。
そういう事だったなと、後から気づく事も多いです。




どこの職場でもある事かもしれませんが、

上司が後輩に厳しくすると、
後輩はさらにその後輩に厳しくし、
そしてその後輩はさらに自分の接している患者さんに
さらに厳しく接してしまう。。。



このような連鎖ってあのではないでしょうか?





多くの人が働いている職場という環境において、

まったく1対1の独立したコミュニケーションというものは考えられません。




その時は、1対1で話しをしていたとしても、
その時のコミュニケーションの影響というのは、
それぞれがその後関わっていく、他の人たちにも影響していきます。




例えば誰かと、ネガティブな会話をしたとしたら、
その時感じたネガティブな感情や感覚というのは、

次に関わる違う誰かとのコミュニケーションの時にも、ネガティブな影響を与える事もあるものです。



逆に誰かとポジティブな会話をしてでモチベーションが上がったりすると、
そのポジティブなエネルギーがその後関わる他の人にも伝わり、人から人へとポジティブな連鎖へとつながる事もあります。




職場というのは一つの大きなシステムです。

システムとは個々の要素が有機的に組み合わされたまとまりを持つ全体の事をいうそうです。



職場という大きなシステムの中では、そこで働く一人一人が、そのシステムの構成要素です。


システムというのは、その構成要素である部分が全体に影響を及ぼす事があります。


なのでシステムの一部である自分が何らかの働きかけを起こせば、職場全体が大きく変化する事だってありうるのです。






自分一人でも、全体に影響を与えられる事はあります。


毎日少しでも自分発信で何かポジティブな連鎖が起きるといいなと思う今日この頃です。