精神病院って明るいところ | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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たぶん世の中の人の多くが、
精神科の病院って行きたくない所って思っているんじゃないかと思います。


精神科で働いている自分だって、
「精神科に行きたいか?」

と聞かれれば、

「行きたくはない。」

と答えてしまいます。




だからこそ、精神科に行くっていう事は、
特に初診で初めて行く時なんかは、
かなりの抵抗感があるのではないかと思うのです。

だからこそ、精神科で働いている自分は、
「なんとか精神科のイメージがもっと良くしたい」と考えています。



精神疾患を持っていそうで、調子が悪いのだけれど、
「入院したくない」って言って、なかなか病院にかからない方もいます。


家で自力で頑張ろうとするのもいい事なのかもしれないけど、
もっと気楽に、少し休息をとるくらいのつもりで精神科での入院を考えてもらってもいいのではないでしょうか。



きっと、昔の精神病院のイメージが悪かったのであろうと思います。


「入院したら、一生退院できない」
「入院したら薬漬けにされる」

そういう悪いイメージが、患者さんに積極的な治療を妨げる原因になっています。





私は以前、患者さんに入院して良かった事をいろいろと聞いていた事があります。


「入院したら、同じような悩みのある人に何人も出会えて良かった。」

「入院したら作業療法があって楽しかった。」

「生活リズムが整って良かった。」

こんな意見を聞けました。


どれも家で一人で悩んでいたら、出てこないような意見です。



こういう意見を聴く所からでも、
何か精神科のイメージアップにつながるようなアイデアを得たいなと考えています。


入院したくないっていう患者さんの声を聴く事も大切だし、
入院して良かったっていう患者さんの声を聴く事も大切なんじゃないかなと思います。


自分はそこから何か精神科のイメージアップにつなかるような情報発信ができればいいなと日々思っています。



では、また