自分の専門家は自分だなと思う | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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先日、鎖骨の遠位端骨折をしました。

いつもは職場で治療側の私が、今は治療を受ける立場としていろんな事を経験しています。


この骨折なのですが、いろんな事情がありまして、これまでに4人の医者から診察を受けました。


しかし、4人の先生が4人とも意見が違うので、非常に困惑しています。


「仕事くらいなら腕を動かしていい。」
という人もいれば、
「全然動かしちゃだめだ。」という人もいるし、

「手術はしなくてもいい」という人もいれば、
「すぐにした方がいい」という人もいます。


もとはといえば、最初の先生から次の先生に替えて、私が話を聞いたのが悪いのだとは思いますが、
こうも一人一人意見が違うと、誰を信じていいのか、不安になります。



自分は、精神科で働いている事もあって、医療ってもともと曖昧なものだなあと思っています。

ただそれは心を扱う精神科だからこそ、曖昧な部分が多いのだと思っていました。



しかし、骨折という整形外科の分野でも、これほどまで、一人一人考えが違って曖昧なものなのかという事を知り、びっくりしています。



結局手術適応にするかしないか?は
自分自身の生活の仕方。
今後の人生での腕の使い方。
自分の手術に関する考え方。
から総合的に判断して自分自身が決める事になるわけです。



結局、自分の事は自分で決める事が大切なんだなあと、今回の件で私は強く思いました。

やはり自分の身体は自分のものなので、自分が自分の専門家だという気持ちを持って、医療の助けはかりるけど自分で何とかしていくというそういう主体性が大切だなあと思う経験でした。