意志質問紙VQを初めて使ってみての感想 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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今日は、作業療法についての話題です。



今日訪問リハビリの場面において、
人間作業モデルの評価法である、「意志質問紙(VQ)」を初めて使用しました。


作業療法士の中でも「意志質問紙」という評価法について知らない方もいるかと思うので軽く説明します。


意志質問紙というのは、クライアントが作業している様子なんかを観察評価でつけるバッテリーです。



人が作業をしている様子を以下の14項目で観察します。

1好奇心しめす
2行為や課題を始める
3新しい物事を試みる
4誇りを示す
5挑戦を求める
6もっと責任を求める
7誤りや失敗を訂正しようとする
8問題を解決しようとする
9好みを示す
10完成や達成のために活動を続ける
11活動に就いたままである
12もっとエネルギー感情注意を向ける
13目標を示す
14ある活動が特別であるとか意味があることを示す



これらの項目について、
自発的 4点
巻き込まれ的 3点
躊躇的 2点
受身的 1点

の4点法で採点していきます。



やってみて使いやすいなあと思った所は、
どんな場面でも使えるという事です。

つまり評価のために改めて時間や場所をとったりする必要がなく、いつもやっている事をVQで評価すればよいというのが、使いやすいと思いました。




それから使ってみて、わかった事は、自分の関わりに、患者さんに「好みを示させたり」「挑戦をさせる機会を作ったり」するそういう関わりが少なかったなという事を感じました。


VQをつけていく中で、「9好みを示す」「5挑戦を示す」などの項目があるとそもそもこういった機会を作ってなかったかもなと、自分の関わりそのものを振り返る事にもつながります。

なんだか自分の介入方法を見直してみたい気持ちになり非常に勉強になりました。


とりあえずこれから人間作業モデルの評価であるVQとACISになれるために、ともに100枚を目標に評価をとっていきたいと意気込んでいます☆