お金の稼ぎ方を、作業療法士の養成校は教えてくれない | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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みなさんこんにちは。

杉長彬です。


最近、作業療法士の学生さんの指導をする機会がたくさんあるので、
改めて作業療法士の養成校で教わった事って何だったんだろうと振り返ってみる機会が多いです。


振り返ってみて思う事は、お金の稼ぎ方を、作業療法士の養成校は教えてくれなかったなあとよく思います。



作業療法士がお金の稼ぎ方?


なんでそんなものを知る必要があるの?

って思う方もいるかもしれませが、

こちらは我らがIRA研究会会長仲村圭先生もブログで語っていらっしゃっているので、こちらもご参照下さい。


「お金」を考えないリハビリ職者は生き残れなくなる!




医療職というのは、営利でやってはいけないとは思うのですが、

少しはお金の稼ぎ方、人の集め方、患者さんの集め方について勉強した方がいいなあと思います。



何故そう思うのか?



養成校で習った作業療法というのは、
基本的にあなたの前に患者さんがいるという前提のもとに行われています。

つまり作業療法の指示箋が出ていて、患者さんがリハビリをしようとしている。
そういう暗黙の前提のもとに作業療法学というものを教えている。


これが、実は養成校の時に埋め込まれた暗黙の前提みたいなものだったなと、
臨床に出てみて何年かして始めて気付いたように思います。



精神科の臨床に来てみて思った事は、
ただ目の前にいる患者さんだけリハビリしていてもダメだなっていう事。


もっと自分の見えない所にリハビリを必要としている人がいるという事。

そういう見えない人のニーズをいかに汲み取っていくか?
その能力が大切だなと思います。


これは、対象者が目の前にいないのに評価しないといけないようなものです。



こういうのをビジネスの世界では、「見込み客」をどのように見つけていくか?
という話になると思うのですが、
こういう事がとにかく大切だなと臨床に出て思ったのです。


そしてこういう事は、作業療法の養成校では教えてくれなかった。
そんな事も振り返ってみるとよく思うのでした。




まあ、別に教えてくれなかったからといって養成校を責めたい訳ではありません。

ただ本当の勉強というのは養成校を卒業してから始まる。

そういう事をつくづく思います。