昨日、今教えている作業療法士の学生さんにこんな事を聞かれました。
「先生。作業療法士しかできない仕事ってなんですか?
専門学校の先生に言われたのですが、
歩行は理学療法士があるし、言語や食事は言語聴覚士があるけど、
作業療法士しかできない事って特になくて、
作業療法士のやる事なら、理学療法士でも言語聴覚士でもできるので、
リハビリ職種の中では真っ先切り捨てられる仕事だぞ!
なんて事を教わったのですが、どうなんでしょう?」
なんて質問をされました。
この質問を聞いて、
「なかな問題意識の高い学生さんだな」と関心しました。
この事について私なりの考えを話します。
作業療法士にしかできない事。
私も以前はこの事についてよく考えていました。
しかし、最近は、作業療法士にしかできない事というよりも、
自分にしかできない事って何だろう?
っと考えるようになりました。
なぜこのように、自分の問題意識が変わったのかは、わかりません。
ただ、働いているうちに作業療法士だから、うんぬんというより、
自分自身の力がどうなのか?
という事が大切だなと感じるようになったのです。
私のできる事。
今は、
NLPを使ってコミュニケーションスキルのセミナーを療法士向けに行う事。
そして、ブログやyoutubeの技術を用いて、病院で行なっている事を広く社会に広めていく事。
あとは何だろう・・・?
会議で話をまとめたりする事がわりと得意だったりする事や、
職場に楽しい雰囲気を作っていく事もそうかもしれません。
ただこれら自分の自慢できる事って、特に“作業療法士”だからって事ではないように思います。
だからこそ、今は、作業療法士うんぬん関係なく、社会や病院に必要とされる人間って何だろう?っていう疑問を抱いて働いているのかもしれません。
そんな事を考えつつ
日々精進したいと思います。