第45回日本作業療法学会レポート | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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学会が終わって何日か経ちましたが、

忘れないうちにレポートしたいと思います。


今回の学会はポスター発表を中心にみました☆


そんな中でも面白いと思ったものを紹介します☆



○『認知症とのコミュニケーション~作業療法場面におけるOTRとOTSとの比較から~』



OTSとOTRの言語的、非言語的なコミュニケーションの違いについて研究した発表でした。


非常に興味深かったです☆

OTSに比べてOTRは相づち、うなづきあい、ジェスチャー、半立位~座位の姿勢の変化などの行為が多く


逆にOTSはOTRに比べて問いかけや指示が多く、クライアントに不快な思いをさせてしまう事があるという事でした。

非常に勉強になるポスターでした。

学生さんに、適切なコミュニケーションについて教える時のいい題材にしようと思いました。





○どのようにしたら、残務を減らすことができるのか?~残務内容調査を通じて~

これも面白かったです。

こういう視点自体が素晴らしいと思いました☆
ワークライフバランスの重要性がよく言われている昨今。

このような研究をどんどん行って、
働きやすい環境を自分たちでも作っていきたいなと思いました。






○認知症ケアにおけるスタッフのメンタルヘルスに関する検討 ~精神健康度と燃え尽き度を中心に~


これも意外で面白かったです。

たくさん勉強会に行っていて意識の高い介護士さんほど、仕事でストレスを感じやすいという内容でした。

勉強すればするほど、現場では、理想と現実のギャップが広がってストレスがかかってしまうなんて、なんか残念。

ジレンマを感じる内容でした。





あと、ポスター発表で気になったのが数多くみたADOC関連のポスターです。

私も詳しくないので詳しい事説明できないのですが、このADOC関連の試みは本当に凄い!と思いました☆

日本の作業療法会の新しい風になりそうで、今後注目です。