今日は日本作業療法学会の3日目でして、
シンポジウムに行ってきました。
吉川ひろみ先生をシンポジストとする『トップダウン的思考の教育的思考』です。
まず広島県立大学の吉川ひろみ先生が、
トップダウン的思考の教育的課題という所で概要を話してくれました。
まず、トップダウンのトップとは何か?
という事
今回のシンポジウムでは、意味のある作業の実現をトップに持ってきての作業療法。
トップトゥボトムアプローチ
ボトムアップアプローチ
ボテムステイアプローチなど
トップダウン以外のアプローチの方法
などの紹介。
そして、世の中の作業療法士が
本人が大切にしている作業が大事だとわかっていながら、
何故機能面ばかり注目してしまうのか・・・?
色んな理由があるのだけど、
作業療法士自身が治療者や施術者になりたいっていう気持ちがあるのでは?
っていう理由が面白いと思いました☆
さらに、卒前教育の立場から東北福祉大学の佐藤善久先生。
臨床教育の立場から藤元早鈴病院の東祐二先生
卒後教育の立場から北海道大学の村田和香先生が話すという展開でした。
佐藤先生は、学生に自分のとって健康になれる作業を考えさせ、それを3ヶ月続けていくという課題に取り入れているという話をしていました。
非常に面白いと思いました☆
作業が人を健康にする。
それをまずは自分で体験してみようというのは、
本当に学生さんにとっても有意義な授業になるだろうと思いました。
それから東先生は、臨床現場での様々な取り組みについて紹介してくれました。
飲み会の企画運営なんかも将来的に学会や研修会を企画するときに非常に役に立つという話が面白かったです。
最後の村田先生は、
卒後教育として北海道作業行動研究会という事例検討会を定期的にしているという話題提供をしてくれました。
いろいろと考えさせられる事、勉強になった事などありますが、一番印象深かったのは、吉川先生の話の面白さでした☆
吉川ひろみ先生の本は、読みやすくて面白いと思っていましたが、話も面白いんだなあと感心したシンポジウムでした☆