「緊張」_感情の波数スペクトル

(その3)
 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第3回目は「緊張」です。

「緊張の感情表現例:


「あのう・・・とケイちゃんがロ噤ったとき、吉野君も少しばかり緊張したが、ケイちゃんの話は吉野君の予想だにしないものであった。」
(『更紗の絵』小沼丹 1918年9月9日生まれ、波数+9+9→

 

「ボクはきんちょうして寒さも忘れ、目をサラのようにして見ていた。」
(『ひるの夢よるの夢』坪田譲治 1890年3月3日生まれ、波数9+3+3→

 

「釣れないので重苦しい気持でいたのが、この出来事で緊張が解けたのである。」
(『静物』庄野潤三 1921年2月9日生まれ、波数4+2+9→
 

「両方ともに緊張を腹の底に感じていた。」
(『それから』夏目漱石 1867年2月9日生まれ、波数4+2+9→

 

「切ないほどの緊張になにもかも忘れ、あたかも魂を抜かれたように。」
(『幽霊』北杜夫 1927年5月1日生まれ、波数+5+→7)

 

「自分の身体のなかに異様な緊張が充溢して来たのである。」
(『深尾正治の手記』椎名麟三 1911年10月1日生まれ、波数3+→5)

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


緊張」の波数スペクトル

 波数1や波数6を強くもつ人は「緊張」という感情を測定し波数8を強く持つ人は「緊張」に関心がない(「緊張」を測定していない)ということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.05)。

 

 誰もが緊張しているわけではありません。あの和田アキ子さん(1950年4月10日生まれ 波数+4+→11)、歌う前はいつもガチガチに緊張するらしいです。

文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

◎緊張タイプの人におすすめの「磁流図」ブルー型

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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