お散歩に行って来よう | トホホのオババの毎日

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ズンズン!ガンガン!働くオババの、しょもない一日

昨日歯医者の帰り、ハンドル握った自分の手を見て溜息が出た。

薄い皮の下に青黒い血管と角ばった骨が浮かんでいる。薄い皮にはシミが浮かんでいる、汚い使い古しのガーゼみたいな皮。クタクタです。

腕はひび割れた地面のよう。その地面にも小さな水溜まりに見えるシミがある。

 

 

私の祖母が亡くなる前頃の手を思い出した。

彼女の手も血管や骨が浮き出ていたけれども、その血管はきれいな青色をしていたし、その血管を覆う皮フは、私のような使い古しのガーゼの布ではなく、ちょっと赤身のある白いオーガンジーみたいな優しい布だった。腕はしっとりとした搗き立てのお餅みたいに柔らかだった。

 

 

働いたことのない人の手だった。

 

 

その頃は、私もふっくらとした白い手を持っていて(当然シミも皺もない)、祖母はきれいな手だね、この手を大切にしなさいと言いながら撫でてくれたっけ。

 

 

 

辻仁成というヒトのブログを、ここのところ時々覗いている。

この人はグズグズとしているしナルシストだし、すぐ弱音を吐くのがイラっとするが、料理が好きらしく参考になるレシピを掲載してくれているので昔はよく見ていた。

随分と遠ざかっていたが、彼が外反母趾で悩んでいるという記事を知人が教えてくれて、またまた覗くようになった。

 

なめんなよ!外反母趾!と彼も書いていたが、本当にそんな気持ち。

わたしより形状が大きく変わった足を持つ友人は、いまだにたいして痛くないという。

それなのに、私は突然傷み二日間歩けなくなった。

整形外科に行ったら、手術は薦めない(ぶり返すから)と言われ、そんならどうすればいいのさ!と聞いたら土踏まずをサポートする中敷きやサポーターを履けという。

 

そ、そ、そ、そ、、、、、、、それしかアドバイスはないんかい!と怒りを抑えつつ、密林でポチっとしまっくたら、いつまで功を奏すかは不安だが、歩けるようになり、痛みも軽減した。この分なら山も登れそうな気がする(気がするだけ)。

 

サポーターをしたり、中敷きを敷くと今穿いている靴のサイズでは履けない靴が出てきて、こりゃ、またまた捨てなきゃどうにもならないなとため息。

 

 

「一生もの」という言葉は、一生が終わりかけている人には関係ないんだなとつくづく思いながら日曜日開始。