フランスでのんびり公務員生活 -5ページ目

公務員のストの権利

南仏はここ3週間くらい暑くなり、エアコンなしでは生活できなくなってきた。特に夜間の気温が下がらないので、エアコンを作動させながら寝ている。エアコンのない家庭もあると思うが、おそらく寝不足になってしまうと思う。

 

最近、日本では公務員はストライキの権利がないと聞いて驚いてしまった。理由がリストラがなく、終身雇用だからという理由らしい。

欧州では一部の職種を除いては公務員のストライキの権利はあるようだ。(ドイツなどは官吏など上の職種にはストライキの権利がないようだ)

フランスではストライキの権利が憲法で保障されているので、おそらく裁判所も介入できないと思う。(一部の国などは裁判所の判断からストライキが中止しなくてはならないこともあるようだ)

ただし、ストライキをすれば働いていないので、その期間の給料は払われないようだ。(当たり前だが)それが理由でストライキをしない公務員も多いようだ。自分の職場ではストライキをする人はあまりいないようだ。

 

ここの国のストライキの権利は憲法で保障されているので、フランス人も、ストライキで多少不便になっても仕方ないと思っているような気がする。この国でそれが許容できるようでない外国人は、住んでいても大変だと思う。(ストの少ない国に住んだほうが良いかもしれない)

 

 

マンションのミニリフォーム

自分達は14年後の定年退職の際に引越しをする予定で、今のマンションはその際に売却しようと考えているのでそれ程大金をかけてまでリフォームは考えていなかった。(入居時に結構リフォームをした)ただ、寝室の防音と断熱効果をよくする為に寝室のみペアガラスを設置しようと考えている。自分のマンションは公道に面していなく車の騒音などはないので、このマンションの購入時にはペアガラスの設置をしなかった。

しかしながら、ここ数年、毎週(毎日ではない)22時以降もバルコニーで会話している住人がいて、最近ストレスになってきたのと断熱効果を考えて、寝室のみ今の古い窓からペアガラスに交換しようと考えている。こちらは二重サッシにするのは無理な構造になっているのでペアガラスが当たり前らしい。

交換する窓は、バルコニーにアクセスできるタイプで結構大きいのでそれ程安くはないと思っていたが、大まかに1000ユーロくらいでできるかと思ったのだが、甘く、見積もりをいくつかの業者に出したところ、2800ユーロ、2200ユーロ、1800ユーロと1570ユーロと出てきた。今のところ1570ユーロを出してきた業者ともう少し安くならないかと交渉中である。ただペアガラスは受注商品らしく注文してから2−3ヶ月待たなくてはならないようである。自分達も1500ユーロまで予算を上げたので、どうにか導入できそうだが結構高い買い物だと思った。(エアコンの購入と設置より少し低い値段だと思う)

今年の日本行きの航空券

去年は燃料サーチャージが高騰する前に、自分の街からバスで3時間離れているイタリアのジェノバからフランクフルトまでルフトハンザでフランクフルトから羽田まで全日空のビジネスクラスを購入した。一人当たり2315ユーロだったので比較的安かったのだが、2度目はないなと思った。

理由は、ジェノバからフランクフルトまでの直行便が廃止されて、ジェノバからフランクフルトまではミュンヘンを経由しなくてはならいこと。ジェノバで往復共にホテルで1泊しなくてはならなく、出費もそうだが、2泊分日本の滞在時間が少なくなること。またバスの移動も時間の無駄もあるが、結構疲れたのは予想外だった。

 

今年は、一人当たり3500ユーロ(現在見ると4000ユーロ)以上と航空券が高騰していたので、ニースからバンコクまでターキッシュエアラインズ、バンコクから東京までエバー航空を購入した。この組み合わせだと、以前から観光したかった台北にも寄れるのでちょうど良かった。せっかくだからイスタンブールにも往路に寄って、20年ぶりのトプカピ宮殿訪問したいと思う。値段も3000ユーロ強だったので自分達が出費できるぎりぎりの許容内だった。また、来年から暫く行けなくなるバンコクにも数日滞在できるので十分滞在して来ようと思う。