フランスでのんびり公務員生活 -6ページ目

マンションのミニリフォーム

自分達は14年後の定年退職の際に引越しをする予定で、今のマンションはその際に売却しようと考えているのでそれ程大金をかけてまでリフォームは考えていなかった。(入居時に結構リフォームをした)ただ、寝室の防音と断熱効果をよくする為に寝室のみペアガラスを設置しようと考えている。自分のマンションは公道に面していなく車の騒音などはないので、このマンションの購入時にはペアガラスの設置をしなかった。

しかしながら、ここ数年、毎週(毎日ではない)22時以降もバルコニーで会話している住人がいて、最近ストレスになってきたのと断熱効果を考えて、寝室のみ今の古い窓からペアガラスに交換しようと考えている。こちらは二重サッシにするのは無理な構造になっているのでペアガラスが当たり前らしい。

交換する窓は、バルコニーにアクセスできるタイプで結構大きいのでそれ程安くはないと思っていたが、大まかに1000ユーロくらいでできるかと思ったのだが、甘く、見積もりをいくつかの業者に出したところ、2800ユーロ、2200ユーロ、1800ユーロと1570ユーロと出てきた。今のところ1570ユーロを出してきた業者ともう少し安くならないかと交渉中である。ただペアガラスは受注商品らしく注文してから2−3ヶ月待たなくてはならないようである。自分達も1500ユーロまで予算を上げたので、どうにか導入できそうだが結構高い買い物だと思った。(エアコンの購入と設置より少し低い値段だと思う)

今年の日本行きの航空券

去年は燃料サーチャージが高騰する前に、自分の街からバスで3時間離れているイタリアのジェノバからフランクフルトまでルフトハンザでフランクフルトから羽田まで全日空のビジネスクラスを購入した。一人当たり2315ユーロだったので比較的安かったのだが、2度目はないなと思った。

理由は、ジェノバからフランクフルトまでの直行便が廃止されて、ジェノバからフランクフルトまではミュンヘンを経由しなくてはならいこと。ジェノバで往復共にホテルで1泊しなくてはならなく、出費もそうだが、2泊分日本の滞在時間が少なくなること。またバスの移動も時間の無駄もあるが、結構疲れたのは予想外だった。

 

今年は、一人当たり3500ユーロ(現在見ると4000ユーロ)以上と航空券が高騰していたので、ニースからバンコクまでターキッシュエアラインズ、バンコクから東京までエバー航空を購入した。この組み合わせだと、以前から観光したかった台北にも寄れるのでちょうど良かった。せっかくだからイスタンブールにも往路に寄って、20年ぶりのトプカピ宮殿訪問したいと思う。値段も3000ユーロ強だったので自分達が出費できるぎりぎりの許容内だった。また、来年から暫く行けなくなるバンコクにも数日滞在できるので十分滞在して来ようと思う。

フェルメール展

過去に、ドレスデン、ウィーン、ベルリン、アムステルダム、ハーグ、パリ、ロンドン(ナショナルギャラリーとバッキンガム宮殿)とフランクフルトとそれぞれの美術館を訪問してフェルメールの作品を鑑賞する機会があった。(残念ながらエジンバラ、ダブリンの美術館を訪問したときはフェルメールの作品は貸し出し中か修復中で鑑賞できなかったのだが)

欧州では、ロンドンのケンウッドハウスとブラウンシュバイクのアントン・ウルリッヒ公爵美術館を除けば欧州にあるフェルメールの絵画を保有している美術館を制覇することになる。この度、37作品しかないフェルメールの作品のうち28品を集めた臨時展がアムステルダムの国立美術館で開催されている。

バンコクから帰国の際にアムステルダムに半日滞在できるように、わざわざKLMでアムステルダム経由の便を昨年から予約していた。また今回の訪問は、前回2008年にアムステルダムを訪問した際には改装中で訪問できなかった国立美術館でたくさんの絵画を鑑賞することも出来、調度良い機会だ。

バンコクからアムステルダムは約12時間でバンコク発が夜中の0時30分発だったので、眠れなかったら大変疲れるなと思ったのだが、深夜便ということもあって、夕食が多少軽めに提供され、アルコール飲料もシャンペーンは遠慮しワイン2杯と控えめに取ったお陰か、4−5時間は眠れたようで、アムステルダムに到着した際にそれほど疲れていなかったのは幸いだった。アムステルダムの中央駅には8時に着き、自分たちが予約を取ったのは9時45分からの鑑賞できるチケットを予約していたので、アムステルダムの街を散歩がてら、途中迷いながらも1時間半かけて美術館に向かった。

フェルメール展を2時間、そして通常展を2時間かけて、たくさんの絵画を鑑賞して美術館を後にしたときはやはりかなり疲れてきて、他の場所を見学せずにラウンジでゆっくりしたいのでアムステルダムのスキポール空港に戻ってきてしまった。しかしながら、今回のフェルメール展では、見逃していたエジンバラ、ダブリンの美術館から来た2作品と、フェルメールの作品を一番多くもっているニューヨクのメトロポリタン美術館から2作品、同じ街のフリックコレクションから3作品とワシントンのナショナルギャラリーから4作品とこれからなかなか鑑賞できない作品を見れたのは良かったと思う。