今日8月27日は、小林昭二さんの命日です。
あれから15年も経ちました。
小林さんは、仮面ライダー(第1期)での立花藤兵衛、そしてウルトラマンで科特隊のムラマツ隊長、ザ・カゲスターの頓田警部等々、昭和の特撮ヒーロー物に数多く出演されていました。
年代によっても小林さんの役のイメージは変わってくるかも知れませんが、僕は仮面ライダー(第1期)の世代なので、やはり立花藤兵衛のイメージが強く有ります。
立花藤兵衛と言うと、時には優しく、時には厳しく、ライダー達の父親となり指導者となり支えてきましたが、僕には 仮面ライダー第31話 「死斗!ありくい魔人アリガバリ」(星雲仮面マシンマンの佐久田修さんが子役で出演されています!) が強く記憶に残っています。
ライダーキックが通用しない 強敵・アリガバリ相手に苦戦する2号。
それを助けようと、思わず駆け寄ってしまった五郎が瀕死の重傷を負わされてしまい、一文字は心を痛めます。
病室のベッドで 「ライダー・・・。負けた・・・。」 とうなされる五郎。
親父さんは、 「全ては俺の責任だ・・・。今の俺には とてもアリガバリを破る自信は・・・。」 と うなだれる一文字を殴りつけ、
「バカ野郎!! たった1人の子供の願いも叶えてやれずに、やれ正義だの人類を守るだのデカイ口叩くな!! この世の中に絶対なんて有りゃしない。 1度や2度 痛い目に合ったからって尻込みする程 貴様って奴は腰抜けなのか!!」
と一喝。
その一言で、一文字は死にもの狂いの特訓を開始します。
このようなシーンは、大人になった今観ても素直にカッコイイと思いますし、本来の視聴者である子供達が観た時には そこから教わる事も数多く有る筈です。
僕は、第31話での 「この世の中に絶対なんて有りゃしない ~ 」 と言うセリフが大好きで、親父さんがライダーを叱咤するシーンの中では1番印象深く残っています。
親父さん、熱過ぎる・・・。
熱過ぎて、カッコ良過ぎて、涙が出そうや・・・。 (T T)
後年、とんねるずの番組内で仮面ノリダーに出演された時には正直ビックリしましたが、それも今となってはライダーファンへのプレゼントのような気がしますね。