キカイダーは平成ライダー世代の方には余り馴染みが無いかも知れませんが、 「石ノ森作品で1番好き」 というファンも多く居て、いまだに根強い人気を誇るキャラクターです。
ライダーネタはかなり豊富なので、ブログはどうしてもライダーに偏ってしまいがちですが、僕の中でもライダーとキカイダーでは、どちらが1番かは正直難しいです。
デザインも斬新で奥深く、石ノ森ヒーローの王道と言っても過言では無いどこか影の有るキャラクターはとても魅力が有ります。
実写版は、石ノ森先生の "萬画版” に比べるとそのキャラクター性は若干影を潜めていますが、実写版でしか観られないカッコいいアクションシーンは当時の僕を虜にしました。
ただ、そんなキカイダーにもどうしても好きになれなかった 「変なポーズ」 が存在します。
第12話から、何を思ったかダークロボットとの決戦前に必ずこのポーズを取るようになりました・・・。
まるで 「シェーッ!」 のようなコミカルな格好に、当時の僕は開いた口が塞がりませんでしたよ。
( ´ρ`)
最初は 「シェーッ!」の後すぐに右手を前に出していたんですが(写真の3枚目部分を飛ばす感じ)、それでは物足りなくなってきたのか、第15話からは クルッ と回転までするようになりました。
日本舞踊を彷彿とさせる(?)華麗な回転は、こと戦闘シーンに於いてはお世辞にもカッコいいとは言えず、いまだに 「アレは必要だったのか?」 と疑問に感じています。
ハカイダーが出る第38話あたりからは何故か急に止めてしまったんですが、僕は心優しいハカイダーが 「それ、カッコ悪いよ。」 とコッソリ教えてあげたんじゃないかと思っています。
今回ライダー40周年記念映画で、キカイダーとしては38年振りに映画出演を果しました。
僕は映画を観に行っていないので、当然キカイダーが出るシーンもどんなだったか知らないのですが、久しぶりの映画出演でキカイダーのテンションが上がり、うっかりあのポーズを取っていないか心配で心配で眠れぬ日々が続いています。
あぁ、どうかキカイダーが平成の子供達の笑いものになっていませんように・・・ (-人ー)