「2021.09アップデート」の正式リリースです。
ヘルニアを再発した日にアナウンスされたみたいですね
さて早期アクセスが8/24にアナウンスされてから楽しみにしてたんですが、今回は正式アップデートまで長かったですね。
12回ほどの改良とバグ修正して(ビルド98?から最終は141まで)して正式アップデートになりました。
それだけ、ユーザーから待ち望まれてたんでしょうねw
[2021.09ハイライト]
・改善されたAudioSnapトランジェント検出
・その他 機能強化
・バグの修正
現在のリリース:2021.09
Release Notes (2021.09)
やはり今回の目玉はやはりエクスポート機能の強化ですね。
UIから一新されて使い勝手がかなりよくなり、見た目もカッコよくなりました。
●UI全体折りたたみ可能なパネル
(旧パネル)
●FILENAME AND LOCATION(ファイル名とファイル場所)
・プリセット
エクスポートパネル全体をプリセットして保存できますが、何種類か初期プリセットがあるのでこれをエディットして自分用のプリセット作ってもいいですね。
・ファイル名
ファイル名にタグを簡単に追加できるようなりました。
ファイル名の横の万年筆のペン先みたいなアイコンをクリックするとタグパネルが開きます。
このアイコンの情報をファイル名にタグ付けできるわけです。
デフォルトでは「Name(プロジェクト名)」が選択してあるので、「Tempo(bpm)」を追加クリックすると、
こんな風にタグ付けされます。(ちょっとプロジェクト名が「test-1」にしたもんで、テンポとくっついて分かりずらいですが、テンポは「160.00bpm」と表示されてます。)
と、長くなってしまうので、一番下の「Use Abbreviated Tokens」へチェックを入れておくと、自動的に短いトークン(省略記号)で表示されます。
エクスポートフォーマットに新機能としてバウンスバッファサイズの設定が可能になりました。
[形式]で、[バウンスバッファサイズ(ms)]設定を使用して、エクスポート中に使用されるオーディオバッファサイズを指定します。
と、読んでもなかなか実感もわかないので、スマホのストップウォッチ時間を計測してみました。
ま、手動なので誤差はありプロジェクトの内容によって全然結果は変わると思いますのでほーんと、ざっくりベースです。
以前、打込んだこれでやってみました。
Playback Size:1m1s90ぐらい
35ms:1m2s32ぐらい
105ms:1m1s45ぐらい
350ms:1m0s87ぐらい
同じこと言いますけど、プロジェクトの内容やPC環境によって全然違う結果になりますので、あくまでも違いはあるかな程度に考えてください(;^ω^)
とは言え、やっぱりバッファサイズを大きくすると早くはなりますねw
ただし、ハイライトの説明でも「注意」で書かれてますが、プラグインによっては350msみたいに大きいバッファサイズをサポートされてないプラグインもあるようなので(不安定、クラッシュ等の現象)50〜100ミリ秒などの中程度のサイズがお勧めみたいですね。
ちなみに、こちらにチェック入れるとバウンスバッファサイズは無効になります。
●WHAT TO EXPORT
こちらも今回アップデートの機能追加ですね。
この機能追加は個人的には非常に便利になりました。
・Sources
左側のソースの種類に「トラックフォルダ」「アレンジャーセクション」が追加となりました。
トラックフォルダでエクスポート出来るとステムでのエクスポートが簡単に出来ます
チェックを入れて選択します。
ヒント: ソースリストですべて/なしをすばやく選択するには、CTRL + SHIFTを押しながらチェックボックスをクリックします。
または、CTRL + Aですべてを選択、CTRL押しながらソースを部分的に選択(上記画像のようにグレー表示)、
Shift押しながらは始点から終点の選択となり、選択したソースをオン/オフにするには、スペースバーを押します。
・Tracks/Buses in Project
右側の「Tracks/Buses in Project」もエクスポートパネルから各トラックのソロ/ミュートの切り替え出来るのも便利
結構、エクスポートして視聴するとミュート外してなかったりしてやり直ししたりするんですよね(^^;;
エクスポート前の確認や変更が楽になります。
●MIX AND RENDER
こちらは変更がないですね。
●RANGE(範囲)
はい、これも嬉しい機能追加です。
この範囲設定っていちいちトラック画面で範囲指定すんのが面倒・・・っていうか頻繁に忘れるw
最近は慣れてきたけど、やっぱりエクスポート時に設定出来た方が便利
ハイライトお借りして説明しちゃいます。
- [範囲]パネルは、エクスポートする時間範囲を指定します。ドロップダウンには、次の選択肢があります。
- プロジェクト全体(Entire Project)=プロジェクトの全長。
- 時間選択(Time Selection)=指定された時間選択。[開始]および[終了]編集ボックスを使用すると、エクスポート範囲の開始時刻と終了時刻を手動で入力できます。左にあるボタンをクリックするとと が切替わります。ボタンは小節/拍、 は時間となります。[開始]および[終了]編集ボックスの右側にあるボタンを使用すると、プロジェクトの開始、現在の時刻、マーカーの場所など、定義されたプロジェクトのランドマークに基づいて時刻を選択できます。
- 時間選択をループ範囲に設定(Set Time Selections to Loop Range)=時間選択を現在のループ領域に設定します。
- 時間選択をパンチ範囲に設定(Set Time Selections to Punch Range)=時間選択を現在のパンチ領域に設定します。
●TASK QUEUE
こちらも便利な新機能です。
以前まではドラム、ベース、ボーカルトラックなど複数のトラックをエクスポートするには、1つづつエクスポートをするしかなかったですが、この機能を使うと一気にエクスポート出来るというとても便利な機能です。
タスクの追加、編集、削除はハイライトで解説してあります。
●その他 エクスポートの機能強化
・トラックステムのエクスポートのサポートが改善されました。
・トラックをエクスポートまたはソロ化するときのAuxトラックとサイドチェーンの処理が改善されました。
・バウンス中の自動エフェクトテールフラッシング。
・デフォルトの「オーディオファイルのエクスポート」のフォルダーパスが[編集]> [設定]> [ファイル]-[フォルダーの場所]に追加されました。
・エクスポート場所を開くためのリンクを含むトースト通知。
●「トラックにバウンス」ダイアログボックスの改善
今回のエクポート機能改善により「トラックにバウンス」なダイアログボックスも変更となりました。
●改善されたAudioSnapトランジェント検出
●その他 機能強化
・Mackie Control revspread VPot DataType
・複数のMIDIファイルをプロジェクトに同時にドラッグできるようになりました。
・ASIOドライバーの互換性チェック
互換性のない既知のASIOドライバーの使用を検出し、別のネイティブASIOドライバーまたはWASAPI共有モードに切り替えるようにユーザーに警告します。
以上が主なアップデートとです。
バグ修正は割愛しますが、今回のハイライトに入ってなかった内容で、プラグインの追加メニューに囲みが付いて見やすくなりました。(画像は、フォーラムから無理やり引っ張って来たのでカラー表示は違ってます)