7/12は、イコールラブ(=LOVE)の音嶋莉沙にとって複雑な感情とともに思い出される特別な日になります。

 

(2019/7/12のtweetから)

 

2016/7/12は、福岡サンパレスホールで行われた「HKT48夏のホールツアー2016」において、音嶋莉沙を含むHKT48の4期生11名がお披露目されたデビュー日で、4期生全員で「会いたかった」と「君のことが好きやけん」を披露しました(その様子はDVD収録のMakingドキュメンタリーに収められており、よく探せば莉沙の姿もところどころで写り込んでいます)。

4期生はすぐに3期生主体のユニットF24としてホールツアーに参加するなど、異例の好待遇(通常なら前座ガールやバックダンサーから)で活動をスタートし、今日でデビュー4周年になります。

 

(2017/7/12の音嶋莉沙showroomより)

 

最近は「しょこりさ」(瀧脇笙古と音嶋莉沙)のコンビでしられる音嶋莉沙ですが、おそらくAKB的なアイドルを理想としてアイドルの夢を追い続けてきた彼女は、初期からイコラブメンバーに「一番アイドルっぽい」などと評されたりしていましたが、逆に言うと他のメンバーがそういうアイドル像をはみ出したり、そこに自分らしさを加味するなかで、自分をどう打ち出すか悩んできたメンバーかもしれません(最近いじられることも多いヘンで奇抜な部分とか長女らしい面をどこまで出していいのかなど)。HKTとのつながりを余り「利用」しようとしなかったのも彼女らしい謙虚さ、プライド、育ちの良さを示しているのかもしれません。

 

莉沙はイコラブメンバーの中で一番遠い福岡県出身で、その福岡で少なくとも2つのアイドルグループで活動した経歴があるようです(アイドルオーディションは数えきれないほど受けたようですが)。

一つは2015年7月から2016年3月まで、avexがプロデュースしていたアイドルプロジェクトiDOL Street(SUPER☆GiRLSやわーすたも所属するレーベル)のストリート生(8期生)というもので、西日本のw-Street(ウエストリート)FUKUOKAの一員として8カ月活動したようですが卒業。

二つ目のグループとなるHKT48の4期生オーディションに合格(最終審査は6月)、レッスンをへて7月の上記ツアーでお披露目されたわけです。(追記:のちにニアジョイのメンバーとなる市原愛弓も4期生オーディションを受けていたとのこと)

 

しかし、応募時点で契約が残っていたらしく(莉沙は卒業で契約終了と理解していたのでしょうが)クレームでもあったのか、7/21に合格時点にさかのぼって取り消しということになったのです。大きな舞台で一度お披露目までされたメンバーが取り消しになった例はほかにないかもしれません。

取り消しにあたりHKT運営が単なる事実報告ではなく、「いつの日か、また同じステージで、同じ景色が見れたならとHKT48メンバー・運営スタッフ一同、願っております」と今後の音嶋莉沙を応援するような愛情あるメッセージを出したこともあり、HKTファンは彼女のことを「幻の4期生」と呼んで気にかけていたので、まだHKTの現役アイドルだった指原Pによる=LOVEオーディション中のshowroom配信に莉沙の姿が見られたとき、界隈でかなり話題になったと記憶します。

 

イコラブメンバーとしてデビューして以降は、毎年のTIFではHKT支配人(元)の尾崎充氏や4期生のTIF選抜メンバーと写真を撮っていました。

 

(デビューステージのTIF2017、当時のHKT支配人尾崎氏と)

 

(TIF2019、HKT選抜の4期メンバー5人と。 4期生の「4」)

 

昨年末の福岡での866ツアー(莉沙にとっての初凱旋ツアー)は多くのHKTメンバーが観覧し、そこでも4期生と一緒の写真を撮っていましたね。

 

 

(左から宮﨑想乃、武田智加、莉沙、堺萌香、豊永阿紀)

 

 

指原Pの卒業コンサート(2019/4/28、横浜スタジアム)はイコラブメンバー全員と一緒に観覧しましたが、彼女ひとりだけは、自分がステージの演者側にいたかもしれないという不思議な想いで見ていたようです(showroomでもそんな話をしていました。HKTにいたとしても=LOVEにいても自分は指原莉乃とつながって、このコンサートの現場にいたことに気づいて運命を感じたと)。

(15:45ぐらいから卒コンの話)

 

2020年の3/30、HKT48の月足天音卒業公演(無観客、youtube配信もあり)の直前、showroomで開催された「博多4期会」には電話でゲスト出演しました(51:45-54:50、ここでも同期から「一番アイドルだった」と評されています)。

 

 

 

私は今でも音嶋莉沙がそのまま4期生だったらと思うことがあります。

トークもダンスもレベルが高いメンバーが多く、それぞれ個性と実力のある4期生10人。2020/3/30に月足天音(つきあしあまね)が卒業するまでAKBグループで一番長く同期全員が揃っている期生だったそうです。

いま残っている9名は、研究生でAKB総選挙に入り選抜常連となった豊永阿紀、最新シングルでセンターを務めた守りたくなる王道アイドル運上弘菜、劇場のエース(チームKIV公演のセンター)で最近センター曲(栄光のラビリンスCM選抜)もできた地頭江音々、高身長モデル系ユニットchou(シュー)の宮﨑想乃、同じchouで関西人のバラエティキャラ松本日向(妹はスパガ松本愛花というアイドル姉妹)、最近舞台でも活躍するアイドルスペックの高い武田智加、ギャルキャラのダンスメンバー清水梨央、アーティスト的イラストと不思議キャラで知られる小田彩加、身長148cmの努力家おいもちゃんこと堺萌香、とじつに多彩なメンバーです。

年齢的には、莉沙は2日前に生まれた運上弘菜(98/8/9生れ)と並んで同期の中で最年長のメンバーでした。

(追記)その後、月足天音はFruits Zipperとして、松本日向はタレント・モデルとして活躍中。また、清水梨央、宮﨑想乃[seju所属]も卒業。23/5に小田彩加も卒業発表。

なお、運上弘菜は「IDOLS」第2弾Screen Test (2022.1-4)でイコラブの佐々木舞香と共演。松本日向はAbema TV「しくじり先生」(2023.4)で同じく佐々木舞香と共演。(23/7追記)23/7/5に、ついにエースの運上弘菜まで卒業発表し、残る4期は4人になってしまいました。寂しい限りです。

(23/8追記)23/8/3にモカちゃんこと武田智加も卒業発表[seju所属に]。上の866ツアーの2枚目、同期4人との写真で莉沙の左にいる子です。今後は演技に力を入れたいとのこと。

(24/1追記)24/1/18においもちゃんこと堺萌香が卒業発表(5/11卒業公演)。音嶋莉沙・運上弘菜とは同い年の同月生れ、小田彩加(2月生れ)とも同学年だった。

 

このなかに残っていた場合、どういうキャラを作り上げていたのか、どこかで大きな人気が出るような変化が起きたのか? 地元福岡でもっとのびのび活動できていたのか? ありえない話だし、そうなるとイコラブに音嶋莉沙はいないわけで、それはそれで意味がないとわかりつつパラレルワールドを想像してしまうのです。

 

不必要なまでの競争や集金イベントが多く、厄介やアンチも少なくないAKBグループ(かつて応援していた者の実感です)よりも心穏やかにイコラブでのアイドル活動ができているなら何よりです。もちろん見えない苦労や努力は多いでしょうが。

東京にいることで、スタイルのよさを活かしたファッション関係のモデルやネットラジオ番組(=LOVE音嶋莉沙の作り方!)、最近のゴルフの連載などの個人の仕事もチャンスが多いかと思われます。

 

先日のshowroom(20/5/7)でHKT楽曲にふれたときには、4期生の曲は全部好きと言って「白線の内側で」とか「さくらんぼを結べるか?」を口ずさむように歌っていましたね。

 

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