推薦入試と作文 | nito column

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教室長や講師達の、日々の「気付き」を綴っていきます。

こんにちは。

塾長です。


明日はいよいよ、

都立の推薦入試。


内申クリアをしていても、

なかなか受からないのが推薦入試。


今回は集団討論のある学校も増え、

ある程度の学校は、作文の難易度もそれなりに高く、

合否の見当がつきませんよね。


それでも、

作文、みんな、頑張りました。


私も添削、頑張りました(笑)


どこの中学も面接には力を入れている様子ですが、

作文指導までは大変みたいですね。



さて、

作文指導をしていて、

四苦八苦している生徒を見ていると、


もうこれは、

作文の書き方以前の話。


字が丁寧か。

漢字が書けているか。

起承転結があるか。



以上、これらを培うことができるのは、

中学校ではなく、小学校 ではないでしょうか。


昭和の話になりますが、

私の通っていた小学校は、

小学校2年生から6年生の終わりまで、

毎日、日記を提出しなければなりませんでした。

ですから、毎日、ノートを、朝、学校についたら先生の机の上に提出して、

帰る時までに先生がちゃんとコメントを書いてくださっていて。


あの時代は、それが普通だと思っていましたが、

今、もし同じことをする先生がいたら、

熱心で立派な先生と言われるのではないかと思います。


夏休みには、1年生、2年生には絵日記がありましたし、

小学1年生から、読書感想文が絶対提出だったので、

今の小学校では読書感想文を宿題の中から選択にしている学校もあったりして、

本当にびっくりしてしまいます。


また、毎年、この小学校では、

年度末に学校文集を製本されました。

クラスでだいたい4~5人選ばれるのですが、

それに自分の作文が選ばれると、

父や母がものすごく喜んでくれたので、

作文を頑張った記憶があります。


それと、音読。

小学校1年生から2年生は音読カードがあって、

毎日、お母さんの前で読んで、〇をつけてもらうというものです。

私は音読をするのが好きで、授業参観にはよく先生にさされて音読するほうでした。


そして、読書カードの表彰というものもあって、

月曜日の朝礼で呼ばれて、表彰状をもらうというのが、

カッコイイな、という安易な気持ちからがんばりました。

図書館で本を借りた冊数を競って、カードには一行二行の感想を書くというものです。


また、毎週やる国語の時間の漢字テストです。

10問で、10点満点。

隣の席の男の子と交換して〇付けをしたのですが、

10点じゃないと恥ずかしいと思ったからです。


そして、自宅に、毎週、本を買ってくれる父がいたこと。

これが結構つらい。

毎週、どこまで読んだかをチェックされて、内容を説明しなければいけないのです。

さらに、

もっとつらかったことのひとつは、

日記の字が汚いと、全部消しゴムで消されたことです(泣)

内容分からなくなっちゃうのに・・・。



でも、このように、日記、作文、音読、読書、漢字。

とにかく、国語力がつくような指導を小学校のときに受けていたのだなーと再確認しました。


そして、もう一つ大切なことは、負けず嫌いという気持ちでしょうか。


みんなの前でうまく音読がしたい、

作文をほめられたい、

漢字テストで隣の席の人に負けたくない、

表彰されたい、


こういう気持ちもやはり勉強には必要なのだと思います。



ですから、

まず、今の小学生、とくに低学年のうちは、



①音読


②読書


③漢字



を頑張ることです。



そして、陰山先生が最近よく雑誌でおっしゃってますが、


字を丁寧に書くこと



そのうえに、

中学受験や高校受験、大学受験があるのではないでしょうか。



そうすれば、しらないうちに作文も書けるようになると思いますし、

他の科目も必然的に伸びると思います。

難しい算数の応用問題が理解できるようになるはずです。


暗記科目に関しては、多少、負けず嫌いという要素が必要になると思いますが。



最後に問われるのは国語力です。




最後になりましたが、



推薦入試、明日ガンバレ!!



今日はまじめな塾長でした(笑)








ブタ塾長ブタ