流し突きの理 | 柳川昌弘先生直伝 二聖二天流柔術憲法 愛知稽古会の武ログ

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流し突きは当流の母体流儀である和道流空手術の特色を最もよく表している技法ですが“流そう”という意識が強すぎるあまり最初から横へ逃げながら流し突きをしている人が有段者でも案外多く見受けられます。

最初から横に大きく逃げると自分の突きが効かないばかりか相手が、こちらの意図を察知し攻撃の軌道を修正して追撃される恐れがあります。

正中線に来る技だけ外せばいいのですから動きは最少限にし横ではなく一直線に入っていくよう前に転位する気構えが肝要です(攻防一体)

つまり流し突きの正式名称「跳込み流し突き」が示すように先ずは、こちらから正中面上を前進して仕掛け相手が反撃(カウンター)した瞬間に体を流しながら突くのです。

いわば流し突きは変化技(カウンターへの対カウンター)の典型なのです。

なお、この流し突きを攻防両者が理想的に行なったとき生ずる結果が「相抜け」の一端であります。

※当流で行っている正中線ずらしは“流し”の感覚を磨く事を主目的にしております。

 

《参考》

流し突きを得意技にしていた和道会 前田利明先生も

「最初から″流そう″と思うと逃げてしまう。相手にぶつかっていく気持ちをもってやらなければ。相手の技を引きつけて直前で流すから、効果があるのです。

真っ直ぐ突いて来ず、回り込んでくる人がいますが、こういうタイプの相手はやりやすいのです。少しだけ流せばいいのですから。

人中だけ相手の攻撃線からズラしておけば、少々ケガをすることはあったとしても死にはしない。だから恐がらず、思い切っていくことが大切です」(月刊空手道1991年9月号)

と流し突きの要点を述べられていました。

 

前蹴りを流しながら左ストレートを極める、流し突きのお手本のようなカウンターです。

 

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