[Vol.525]
「共感」と「同感」は
言葉は
とても似ておりますが
似て非なるものとなります。
特に
いじめ等が起きた際は
「同感」が
原因となって起きる場合もあり
注意しなければいけません。
「共感」も「同感」も
相手の気持ちを理解しようとする
態度には変わりありません。
ただし
「共感」は
自分の感情や意見を
横に置いておくことになるが
「同感」は感情が
飲みこまれてしまうことを言います。
例えば
会社内で
同僚と人間関係などにおいて
不快な思いを感じたことを
上司に相談したとします。
ここで
『大変だったんだね。』ということは
「共感」になります。
『ほんとに腹が立つよね!』ということを
一緒になって言っていると
これは「同感」・・・になります。
加えて、
また聞きのため
話が過大解釈される
可能性もあります。
過去に
似たような経験等をしていると
自分と置き換えて
同感になりやすいとも
いわれています。
これが
「いじめ」「ハラスメント」に
発展しやすいのです。
「同感」してしまうと
解決には
結びつきにくくなるのです。
また
近い言葉として
「同情」という言葉もあります。
相手を見下して
接することになり
こちらも
「共感」とは異なります。
(同情するなら・・・)
経営者や経営幹部は
会社内の問題を
解決する立場にあります。
相談などで
話を聞く際に
従業員の気持ちになり
「共感」することは大切ですが
「同感」や「同情」になっていないか
改めて意識することが
大切となります。
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