松田産業(7456) | ひかこのブログ

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産業機械や車両部品等の工業系雑品スクラップや、企業や一般家庭などから廃棄される家電系雑品スクラップが行き場を失っています

 

これまで雑品は中国へ輸出され、リサイクルされていましたが、環境規制により、輸出ができなくなりました

 

処理価格は上がり、国内の処理業者は事業を拡大できそうです

 

鉄スクラップ価格も上昇しているので、業績には追い風だと思います

 

 

電子部品スクラップから貴金属を回収、電子材料・地金の形で販売。

魚すり身など食品素材卸も(四季報)

 

 

【沿革】

昭和26年 設立

 

昭和32年 金属の製錬並びに販売を目的とした松田商店を東京都練馬区に設立

 

昭和46年 金属の製錬を目的とした武蔵工場を埼玉県入間市に新設

 

昭和53年 半導体・電子部品業界を対象とした貴金属のリサイクル事業を立ち上げ

 

昭和62年 新日鉄住金と共同出資で日鉄住金マイクロメタルを埼玉県入間市に設立

 

平成元年 半導体製造治具の精密製造事業を開始

 

平成7年 株式上場

 

平成9年 デンタル業界を対象とした貴金属含有スクラップの回収を目的とした会社を設立

 

平成12年 タイにおける貴金属含有スクラップの回収を目的とした会社設立

 

平成16年 フィリピンにおける貴金属含有スクラップの回収を目的とした会社設立

 

平成19年 フィリピンにおける貴金属含有スクラップの回収を目的とした会社設立

 

平成26年 埼玉県入間市に武蔵第3工場を開設

 

平成28年 食品の専門商社であるガルフ食品を買収

 

 

【事業内容】

・貴金属回収製錬、貴金属地金・電子材料他の販売及び産業廃棄物の収集・運搬・処理を行う貴金属関連事業

 

・食品加工原材料販売及び物流サービスを行う食品関連事業を主たる事業内容

 

 

【業績】

業績

売上高

当期

利益

一株益

(円)

一株配

(円)

連14.3

165,416

3,192

118.8

24

連15.3

179,523

3,342

125.6

25

連16.3

162,065

2,573

97.2

28記

連17.3

163,054

2,454

93.2

28

連18.3

190,184

3,459

131.4

28

売上高は1,600-1,900億円で増加傾向です

 

赤字期はなく、利益も安定しています

 

 

【セグメント】

 

貴金属

関連事業

食品

関連事業

売上高

120,492

69,759

190,252

利益

3,407

1,470

4,877

資産

52,928

23,172

76,101

 

 

【財務諸表】

①    資産

・現金預金76億円(9%)

 

・たな卸資産237億円(12%)

 

・有形固定資産159億円(20%)

 

・投資有価証券46億円(6%)

 

②    負債

・有利子負債97億円(12%)

 

③    純資産

・自己資本比率70%

 

・配当性向21%

 

・利益剰余金502億円(62%)

 

④    損益計算

・売上高

営業利益率2.6%

経常利益率2.7%

当期純利益率1.8%

 

⑤    キャッシュフロー

・投資額(百万円)

科目

前期

当期

減価償却費

1,295

1,409

固定資産

に対する支出

1,716

2,117

 

 

【株価 購入価額】

 

1,470円(2019.2.24)

 

2.04%(02/22)配当利回り(会社予想)

30.00(2019/03)1株配当(会社予想)

(連) 11.06倍(02/22)PER(会社予想)

(連) 0.67倍(02/22)PBR(実績)

(連) 132.91(2019/03)EPS(会社予想)

(連) 2,202.73(2018/03)BPS(実績)

 

・直近5期の平均EPS:113円

 

・進捗:73%

 

需要・顧客構造(+10%):

食品事業は、利益率は低いですが、景気に左右されず、安定した収益を稼ぐことができそうです

 

貴金属事業は国内を中心に展開しています

 

棚卸資産の比率も小さいので、資源価格の下落時は若干業績マイナスに働くくらいで済みそうです

 

固定資産の比率も小さいので、景気悪化により荷受が減少しても赤字に転落することはなさそうです

 

過去20年で赤字期が1期もないので、事業が安定しています

 

(地域ごとの情報)

・売上高

日本

アジア

その他

合計

166,594

23,578

11

190,184

・有形固定資産

日本

その他

合計

13,802

2,065

15,867

 

競争環境(▲10%):

食品事業は競合他社が多く、市場環境は厳しそうです

 

貴金属事業は、雑品の買付ルートが確立しており、他社が入る隙はあまりなさそうです

 

・ビジネスモデルの有望性(+10%):雑品規制により、買付価格の低下、取扱量の増加し、業績アップが期待できます

 

・株主優待(+20%):

100株で2,000円相当の自社オリジナルクオカードがもらえます

 

優待豪華で、妻に言ったら、購入に同意してもらえそうです

※1年以上保有なので、優待は来年になるということは秘密

 

・個人的な好み(+5%):

自己資本比率が高く、キャッシュリッチです

 

鉄鋼関係なので、仕事でも身近で、興味があります

 

・目標株価

PER113×14倍=1,582

PBR2,202×0.7倍=1,541

プレミアム1,562×1.1×0.9×1.1×1.2×1.05=2,143

 

2,143円以下の今の水準は十分購入に値すると思います

 

 

以上