丸善CHIホールディングス(3159) | ひかこのブログ

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会社の社宅に引っ越し、通勤時間が2倍になりました

 

家からバス停まで歩き、バスで20分、電車15分、駅から会社まで歩き、トータル1時間ほどかかります

 

移動中の時間ができました

 

本を読むようになり、図書の会社を調べてみました

 

 

【沿革】

平成20年 丸善と図書館流通センター(ともに大日本印刷の連結子会社)共同株式移転で経営統合

 

平成22年 CHIグループの東京証券取引所への上場承認を受け、丸善は上場廃止、ジュンク堂書店雄松堂書店を完全子会社化、hontoブックサービスを設立

 

 

【事業内容】

事業区分

主要な事業内容

主要な

会社名

文教市場

販売事業

大学、官庁付置研究機関、企業資料室、公共図書館等への学術情報を中心にした書籍販売等

丸善

雄松堂㈱

大学等教育研究機関、国公行政機関等の図書館・教室などの建築及び内装設備の設計施工

丸善

雄松堂㈱

公共図書館、学校図書館を中心とした図書館用書籍の販売、および図書館用書籍の加工(装備)、書誌データの作成・販売

㈱図書館

流通

センター

店舗・ネット

販売事業

主要都市に店舗を設け、書籍のほか文具等の複合的な店舗販売及びその関連事業

通信ネットワークを利用した情報提供サービス

㈱丸善ジュンク

堂書店、

㈱淳久堂書店

図書館

サポート

事業

公共図書館、大学図書館を中心とした図書館運営業務の受託、指定管理者制度による図書館運営

丸善雄松堂㈱、

㈱図書館流通

センター

出版

事業

学術専門書中心の出版業

丸善出版㈱

児童図書及び図書館向け図書の出版業

㈱岩崎書店

出版に係る企画、編集、製作等の請負

丸善プラネット

その他

事業

書店・文具店など文化系小売業の店舗設備の設計施工

丸善雄松堂㈱

書籍の入出荷業務等

㈱図書流通

パソコン及びタブレット等通信機器の修理、ネットワーク設定、ヘルプデスク、アプリケーション開発

グローバル

ソリューション

サービス㈱

保育士派遣、保育園・託児所運営業務請負

㈱明日香

 

 

【業績】

業績

売上高

当期

利益

一株益

(円)

一株配

(円)

連14.1

163,337

904

9.8

0

連15.1

168,812

845

9.1

0

連16.1

175,137

1,025

11.1

0

連17.1

178,405

539

5.8

0

連18.1

178,349

-321

-3.5

0

売上高は1,600-1,800億円で増加傾向です

 

2018.1期以外黒字ですが、利益率は低いです

 

 

【セグメント】

 

文教市場

販売事業

店舗・

ネット

販売事業

図書館

サポート

事業

売上高

60,791

75,910

25,325

損益

3,123

△326

1,628

資産

35,447

59,471

6,612

 

出版事業

その他

(注)1

合計

4,808

166,835

14,306

181,141

40

4,465

379

4,845

6,741

108,273

6,822

115,095

前期も当期も店舗・ネット販売事業が赤字です

 

文教市場、図書館サポート事業の利益率が高いです

 

 

【財務諸表】

①    資産

・現金預金227億円(17%)

 

・商品及び製品432億円(32%)

 

・有形固定資産207億円(15%)

 

・敷金及び保証金79億円(6%)

 

②    負債

・有利子負債499億円(37%)

 

・資産除去債務27億円(2%)

 

③    純資産

・自己資本比率25%

 

・配当性向―

 

・利益剰余金172億円(13%)

 

・その他有価証券評価差額金▲6億円

 

④    損益計算

・売上高

営業利益率1.3%

経常利益率1.3%

当期純利益率▲0.18%

 

・減損損失

前期7億円、当期18億円

 

・前期投資有価証券売却益2億円

 

⑤    キャッシュフロー

・投資額(百万円)

科目

前期

当期

減価償却費

1,650

1,736

固定資産に対する支出

2,955

2,231

 

 

【株価 購入価額】

 

340円(2019.1.23)

 

0.59%(02/22)配当利回り(会社予想)

2.00(2019/01)1株配当(会社予想)

(連) 26.21倍(02/22)PER(会社予想)

(連) 0.88倍(02/22)PBR(実績)

(連) 12.97(2019/01)EPS(会社予想)

(連) 384.81(2018/01)BPS(実績)

 

・直近5期の平均EPS:6.5円

 

・進捗:153%(3Q)

 

需要・顧客構造(+10%):図書を中心として、図書館・大学・教育・研究機関向けの文教市場販売事業、図書館のカウンター業務・目録作成・蔵書点検などの請負、指定管理者制度による図書館運営業務、PFIによる図書館運営業務の図書館サポート事業は景気に左右されず、業績が安定していそうです

 

地方自治体の財政がひっ迫しているため、民間企業に委託し、コストを削減する動きは拡大しそうです

 

競争環境(▲20%):文教市場販売、図書館サポート事業は、購入者がアマゾンなどのネット経由で購入するようになると、市場自体が消失しそうです

 

店舗・ネット販売事業も、店舗は競合が多く、ネットも丸善は後発で、アマゾン・楽天などネット企業からシェアを奪うことが難しそうです

 

・ビジネスモデルの有望性(▲10%):店舗・ネット販売の衰退が著しく、減損損失の計上と、店舗閉鎖で止血を防いでおり、しばらくは縮小傾向が続きそうです

 

下記の通り、店舗は都市部でも採算が悪化しているようです

(減損損失)

・前期

場所

用途

減損損失

梅田店(大阪市北区)

店舗

101百万円

札幌店(札幌市中央区)

店舗

84

三宮店(神戸市中央区)

店舗

55

津田沼店(千葉県習志野市)

店舗

45

ロフト名古屋店(名古屋市中区)

店舗

41

難波店(大阪市浪速区)

店舗

37

日本橋店(東京都中央区)

店舗

33

大宮高島屋店(さいたま市大宮区)

店舗

29

天満橋店(大阪市中央区)

店舗

29

盛岡店(岩手県盛岡市)

店舗

26

渋谷店(東京都渋谷区)

店舗

21

藤沢店(神奈川県藤沢市)

店舗

20

その他17店

店舗

133

 

・当期

場所

用途

減損損失

京都本店(京都市中京区)

店舗

234百万円

MJ梅田店(大阪市北区)

店舗

165

名古屋本店(名古屋市中区)

店舗

147

三宮店(神戸市中央区)

店舗

139

日本橋店(東京都中央区)

店舗

122

津田沼店(千葉県習志野市)

店舗

122

大阪本店(大阪市北区)

店舗

119

立川高島屋店(東京都立川市)

店舗

87

仙台アエル店(仙台市青葉区)

店舗

78

藤沢店(神奈川県藤沢市)

店舗

71

新潟店(新潟市中央区)

店舗

67

鹿児島店(鹿児島県鹿児島市)

店舗

62

その他17店

店舗

331

 

・株主優待(+20%):以下のように保有株式に応じて、商品券がもらえるのが魅力的です

優待内容

優待獲得株数

商品券

500円相当

100株以上

1,000円相当

200株以上

2,000円相当

500株以上

3,000円相当

2,000株以上

4,000円相当

3,000株以上

5,000円相当

4,000株以上

6,000円相当

5,000株以上

 

・個人的な好み(▲5%):自己資本比率が低く、財務に物足りなさを感じます

 

一方、衰退が懸念される業界で、大手書店が結集して、事業を縮小できていることは魅力的です

 

・目標株価

PER6.5×14倍=91

PBR385×0.7倍=270

プレミアム180×1.1×0.8×0.9×1.2×0.95=163

 

170円以下になったら購入しようと思います

 

 

以上