九州リースサービス [8596] | ひかこのブログ

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こちらも株主優待で気になった株

 

リースは業績良くて、割安で、優待がある

 

 

ところで、春なのか投資マインドがポジティブになって、積極投資をしている

 

保有株式金額の8割相当額の日経225売りをしていたのに、最近は35%

 

マインドの変化に気づき、自制する必要があるのかもしれません

 

投資額を増やすのではなく、手塩に掛けた可愛いわが子を市場に売りに出し新たな株を買おうと思います

 

 

【沿革】

昭和49年 西日本シティ銀行により関連地場リース会社として設立

 

昭和54年 債権買取取引及び融資業務開始

 

昭和57年 営業貸付取引開始

 

昭和58年 債務保証業務開始

 

昭和59年 不動産業務開始

 

昭和63年 株式上場

 

 

【事業内容】

連結子会社6社並びに非連結子会社2社により構成

 

機械設備等のリース及び割賦販売(リース・割賦)、金銭の貸付及び債権の買取(融資)、不動産の賃貸、不動産の販売、匿名組合等に対する出資(不動産)、生命保険の募集、自動車リースの紹介、不動産関連サービスの提供、損害保険代理業等(フィービジネス)及び売電事業、物品販売等(その他)の事業活動を展開

 

 

【業績】

業績

売上高

当期利益

一株益

一株配

連12.3

17,864

757

24.3

7.5

連13.3

18,533

898

32.1

7.5

連14.3

18,857

1,207

49.0

7.5

連15.3

19,249

1,393

57.9

7.5

連16.3

19,395

1,725

76.8

10

売上高は170-200億円と小規模だか増収

 

利益も毎期増益を達成

 

 

【セグメント】(百万円)

 

報告セグメント

リース・

割賦

融資

不動産

フィー

ビジネス

売上高

12,213

986

4,949

483

利益

1,194

364

1,426

228

リース・割賦の売上規模が大きいが、不動産の利益額が大きい

 

九州の不動産市場の動向によっては、業績が大きく悪化する可能性があると思います

 

 

【財務諸表】

①    資産

・割賦債権・リース債権498億円(39%)

 

・営業貸付金198億円(15%)

 

・販売用不動産12億円(1%)

 

・賃貸資産418億円(32%)

不動産の保有額が非常に大きく、賃料動向の影響を大きく受けると思います

 

・投資有価証券46億円(4%)

 

・破産更生債権146百万円

前期が635百万円なので、倒産が減ったことがわかります

 

②    負債

・有利子負債916億円(72%)

社債を42億円発行しています

 

・長期預り敷金保証金41億円(3%)

不動産を保有し、顧客に貸し出していることがわかります

 

③    純資産

・自己資本比率17%

 

・利益剰余金170億円(13%)

 

・配当性向10%

 

④    損益計算・キャッシュフロー

・貸倒引当金繰入額249百万円

前期が339百万円なので、倒産が減り引当額が減少していることが分かります

 

・減損損失318百万円

 

・利息の支払額919百万円

 

 

【トピック】

①    減損損失318百万円

福岡県の店舗及び駐車場に使用していた賃貸不動産の建て替えにより、建物簿価、解体費用を減損損失として計上

 

②    有利子負債

・社債42億円

期間は5年・10年を発行し、利率は0.8%

平成26年3月末発行5年物7億円が変動金利であるが、それ以外は固定金利になっている

 

・借入金明細891億円

借入金金利は0.93%、割賦未払金1.7%

割賦未払金は引き受けるリース案件で、九州リース自体、対象物を割賦で購入しているものがあるのだと思います

割賦未払金の金利が高いので、圧縮するのが望ましいと思います

 

③    大株主

・福岡地所 17%

・コカ・コーラウエスト7.7%

・シティアスコム 6.5%

・ロイヤルHD 5%

・オリックス 4%

九州の会社からの出資が多くなっています

 

④    投資有価証券内訳

・シノケングループ 24億円

・ロイヤルHD   7億円

・シティアスコム  4億円

・プロパスト    2億円

・宮崎太陽銀行   1億円

 

シノケンは、アパート経営の不動産会社で福岡の会社です

九州リースが不動産に傾倒していることが伺えます

 

 

【リース業界の潜在的リスクシナリオ】

リース会社はリース対象資産を購入し、顧客に貸し出すビジネスモデルであり、契約締結時に顧客とのキャッシュフローが固定することになる

 

一方、借入金の利率は市場により大きく左右される

 

アメリカは今年度2回の利上げを予定しており、その煽りを受けて日本の金利も上昇することが見込まれます

 

九州リースの有利子負債916億円・利息9億円・金利1%

仮に金利が1%上昇した場合、利息+9億円増えることになります

 

当期の利益が17億円ですので、▲50%の減益になります

 

長期借入金があるので、いきなり影響は受けませんが、長期的にはこれだけのインパクトがあるのだと思います

 

 

【株価 購入価額】

 

849円(2017.2.24)

 

1.41%(02/24) 配当利回り(会社予想)

12.00(2017/03)1株配当(会社予想)

(連) 8.67倍(02/24) PER(会社予想)

(連) 0.83倍(02/24) PBR(実績)

(連) 97.89(2017/03)EPS(会社予想)

(連) 1,024.33(2016/03)BPS(実績)

 

今期見通しからするとPERが割安だけど、今期の見通しが強すぎる気がします

 

直近5年間平均EPS=48円

PER15倍

48円×15倍=720円

 

もしくは、優待利回り3%

(12+10)/3%=733円

 

(720+733)/2=726円

 

730円以下になったら購入しようと思います!

 

 

以上