株主優待のクオカードで気になっています
株主優待に釣られるというのは、バリュー投資の考えから少し外れますが。PER・PBRを見ると割安で優待利回りもグット
もうすぐ、3月権利確定日であるので買いたい
日に日に思いが募っています
【沿革】
昭和32年 港湾運送事業を目的に東京都江東区に設立
昭和43年 横浜営業所設置
昭和52年 神戸事務所設置
昭和54年 千葉県船橋市に京葉支店設置
平成16年 ジャスダック上場
平成26年 兵庫県三木市にコンテナインランドデポ開業
【事業内容】
子会社5社及び関連会社1社で構成
港湾運送事業、陸上運送事業、倉庫業、通関業およびその他事業
・港湾運送事業及び港湾付帯作業:一般港湾運送事業、港湾荷役事業、一般貨物自動車運送事業
・その他事業:海運代理店業、構内作業、港湾関連作業、外航利用運送事業
【業績】(百万円)
業績 |
売上高 |
当期利益 |
一株益 |
一株配 |
連12.3 |
18,003 |
250 |
26.7 |
7 |
連13.3 |
17,660 |
283 |
30.2 |
7 |
連14.3 |
18,737 |
358 |
38.2 |
8 |
連15.3 |
19,232 |
431 |
46.0 |
8 |
連16.3 |
19,304 |
519 |
57.2 |
8 |
売上高は176-193億円と規模・増減が小さい
利益は黒字で、安定しており、当期の利益額が大きくなっています
【セグメント】(百万円)
|
報告セグメント |
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港湾運送及び 港湾付帯事業 |
その他 事業 |
計 |
|
売上高 |
18,963 |
413 |
19,377 |
利益 |
1,520 |
55 |
1,575 |
ほぼ港湾運送の1セグメント
【財務諸表】
① 資産
・有形固定資産31億円(資産比30%)
建物7億円、土地22億円
・投資有価証券8億円(8%)
・保険積立金7億円(7%)
会社が加入した生命保険や損害保険の保険料の貯蓄部分のうち、満期返戻金に相当する部分を積立
何の積立か分かりませんが、額は大きくなっています
② 負債
・有利子負債20億円
③ 純資産
・自己資本比率42%
・利益剰余金30億円(29%)
・配当性向14%
あまり高くありません
・為替換算調整勘定19億円
④ 損益計算・キャッシュフロー
・複合金融商品評価損19百万円
デリバティブによる損失
・投資有価証券売却益65百万円
・補助金収入25百万円
前期は54百万円とさらに大きい
・投資有価証券評価損12百万円
・減価償却費229百万円
・固定資産の取得による支出36百万円
当期は新規投資額を減らしたことがわかります
逆に前期は585百万円と多くなっています
・投資有価証券の取得による支出227百万円
投資有価証券を活発に取引しており、本業以外でデリバティブ・株・債権でリスクをとって運用している気がします
ワンマン社長である可能性もあります
【トピック】
① 大株主
・協友商事 14%
・住友倉庫 8%
・富士火災海上7%
・神鋼物流 6%
ネット上にも情報がなく、オーナー企業であるかわかりません
② 投資有価証券内訳
・横浜冷凍 122百万円
・太洋物産 107百万円
・山陽特殊鋼 102百万円
前期の保有株数を比較すると、売買していることが分かります
③ 三木インランドデポ稼働
前期12月に派生業務参入の一環コンテナを一時保管するためのインランドデポ(内陸保税蔵置場)が稼働
インランドデポ(内陸保税蔵置場)
蔵置期間中の外国貨物には関税や消費税がかられず、税関長の許可により見本の展示、簡単な加工ができ、外国貨物のまま転売が可能で、需要に応じた引き取りや商機に適応した引き取りができる
メリットはあるようですが、神戸港から三木まで遠く、物流メリットがあるのかよく分かりません
【株価 購入価額】
411円(2017.2.24)
1.95%(02/24) 配当利回り(会社予想)
8.00(2017/03)1株配当(会社予想)
(連) 7.46倍(02/24) PER(会社予想)
(連) 0.75倍(02/24) PBR(実績)
(連) 55.07(2017/03)EPS(会社予想)
(連) 550.81(2016/03)BPS(実績)
PER・PPRの指数は文句なしの割安
進出先は、船橋、川崎、大阪、神戸と大都市圏であり、荷受・物流量が大幅に減少する可能性は低いと思います
一方、昨年投資した三木インランドデポの固定資産額が大きく、上手く稼働しない場合、業績の大幅悪化の可能性があります
5年間の平均EPS×14倍
40円×12倍=480円
優待利回り3%
(8+3)/3%=366
(480+366)/2=423円
420円くらいまでなら購入しても良い気がしています!
以上