ゼニス羽田ホールディングス [5289] | ひかこのブログ

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小池百合子都知事が進めようとする「無電柱化&電線地中下化」

 

コストは電柱の10倍

 

電柱よりコストは高いけど、景観・安全性を考えると必要だと思います

 

大阪北新地を歩いていると、電線が交差して、怖いと感じることがあります

 

ここで地震が起きたら!

考えただけでぞっとします

 

たぶん投資家の皆さんは先回りして買い漁り済みで割高になっている気がして、乗る気ではないですが調べてみました

 

 

【沿革】

平成23年 ハネックス、日本ゼニスパイプが株式移転により設立 東証2部上場

 

平成24年 羽田コンクリート工業を完全子会社化

 

平成26年 3社が合併し、商号「ゼニス羽田ホールディング」に変更

 

3社が合併して誕生した会社です

 

 

【事業内容】

連結子会社6社及び関連会社2社で構成

 

コンクリート二次製品の製造・販売、これらの製品の据付をはじめとする各種土木工事、ニューセラミック製品の製造・販売、RFIDの販売、賃貸等の事業を展開

 

・コンクリート等製品事業:マンホール、ヒューム管、ボックスカルバート等のコンクリート製品、落石防護柵等の防災製品の製造・販売

 

・セラミック事業:電子部品及び半導体装置関連部品、ニューセラミック製品の製造・販売

 

・工事事業:コンクリート製品及び防災製品の据付工事

 

・その他事業:機器レンタル及び資材販売、非接触ICタグの販売、不動産の賃貸

 

 

【業績】(百万円)

業績

売上高

当期利益

一株益

一株配

連12.3

11,771

200

4.6

0

連13.3

18,448

256

6.0

0

連14.3

19,678

1,812

42.8

3記

連15.3

17,657

2,520

62.1

7特

連16.3

15,274

1,233

31.2

7特

売上高は120-197億円で増加傾向

 

赤字はなく、ここ3期の利益率は10%前後と非常に良い

 

 

【セグメント】(百万円)

 

報告セグメント

コンク
リート等
製品事業

セラ

ミック
事 業

工事

事業

その他

事業

売上高

13,152

883

732

505

利益損失

2,103

△29

147

176

 

コンクリート等製品事業の規模が一番大きい

工事事業も自社製品の据付で製品事業と関連しており、9割近くを占めていることになります

 

 

【財務諸表】

①    資産

・棚卸資産24億円(11%)

 

・現金預金43億円(20%)

 

・受取手形・売掛金61億円(28%)

 

・有形固定資産77億円(35%)

土地が62億円と大きく、工場の大半が置き場なのだと思います

 

②    負債

・有利子負債27億円(12%)

社債を発行しています

 

・工場閉鎖損失引当金5億円

連結子会社の工場閉鎖に伴い発生する損失に備え引当計上

需給に合わせ、事業規模を縮小していることがわかります

 

・負ののれん6百万円

負ののれんは発生した事業年度の利益とするのが、一般ですが、平成22年度以前に取得したため、負債計上しています

 

③    純資産

自己資本比率50.9%

 

・利益剰余金86億円(39%)

             

④    損益計算

・受取ロイヤリティー32百万円

 

・受取出向料38百万円

営業外収益に計上しているので、リストラ(余剰部署から成長分野の子会社に異動)したことがわかります

 

・固定資産売却益15百万円

前期は396百万円で、旧兵庫工場の売却で多額の利益を計上

 

・販管費人件費14億円(9%)

売上に占める割合が高く、人材が収益を稼ぐビジネスモデルなのだと思います

 

 

【トピック】

①    大株主

・太平洋セメント 5.72%

・共栄建材 3.24%

・りそな銀行 2.51%

社長がりそな銀行出身者であるが、各社の出資比率が低く、特定の会社に属していないと思います

 

②    業界の傾向

コンクリート二次製品業界は、長期的な公共事業の縮減傾向の中で需給のアンバランスが解消していない

収益性の低下した資産の減損、工場の閉鎖を進めており、業界が縮小する中で、再編の中心になり、需給のバランスを保ちながら、収益性を確保していく気がします

 

新規投資もコンクリート等製品事業、セラミック事業の設備の更新投資で、設備能力の拡大はしていない

 

 

【株価 購入価額】

 

301円(2017.2.17)

 

1.99%(02/17)  配当利回り(会社予想)

6.00(2017/03) 1株配当(会社予想)

(連) 10.35倍(02/17) PER(会社予想)

(連) 0.94倍(02/17) PBR(実績)

(連) 29.09(2017/03)EPS(会社予想)

(連) 319.35(2016/03)BPS(実績)

 

指数は適正レート

 

利益水準も今期の見通しが特段良いわけでもない

 

東京オリンピック後の需要の落ち込みが不透明ですが、自己資本比率も高く、事業再編で切り抜けることができると思います

 

PBR0.9倍=290円くらいで購入を考えます

 

でも、1単元3万円なので、お試しで購入しても良い気もします

 

 

以上