商船三井株で船はあかんと決意
商船三井株は一年間海で難破し漂流し、沈没していきました
植物プラントを調べて出会った株
東海で運ぶ?運輸?
違います
「東」海運がっつり海運
調べるだけ調べようと思います
【沿革】
大正6年 海運株式会社設立 東京湾における専属回漕業を開始
昭和27年 太平洋セメントの海上輸送業務を開始
平成6年 横浜大国町土地を賃貸提供し、岩谷産業との共同出資により横浜液化ガスターミナルを節理
平成18年 東証上場
平成20年 日本―ロシア間の船舶代理店部門の強化を目的に商船三井と持分法適用会社を設立
【事業内容】
当社、その他の関係会社、子会社14社及び関連会社7社で構成
物流事業、海運事業、不動産事業の3部門に関係する事業を主としている
・物流事業:湾港における輸出入貨物の受渡、揚げ積み、荷役作業等
・海運事業:セメント専用船による太平洋セメントの製品輸送及び一般貨物船による石膏、石灰石等の内航輸送及び外航輸送等
・不動産事業:不動産の賃貸業務(横浜液化ガスターミナル)
【業績】(百万円)
業績 |
売上高 |
当期利益 |
一株益 |
一株配 |
連12.3 |
40,305 |
386 |
13.4 |
5 |
連13.3 |
39,429 |
383 |
13.5 |
5 |
連14.3 |
40,951 |
432 |
15.2 |
5 |
連15.3 |
41,060 |
705 |
24.9 |
5 |
連16.3 |
38,776 |
798 |
28.7 |
5 |
売上高は400億円前後
大手商船業界が赤字を出した期間も利益を出しており、増加傾向でもある
【セグメント】(百万円)
|
報告セグメント |
|||
物流 事業 |
海運 事業 |
不動産 事業 |
計 |
|
売上高 |
27,522 |
10,891 |
438 |
38,853 |
利益 |
1,682 |
486 |
297 |
2,466 |
海運よりも湾港での物流事業の規模が圧倒的に大きい
【財務諸表】
① 資産
・船舶33億円(9%)
・土地99億円(29%)
東京都江東区の東雲ビル1.5億円
横浜市大黒町12億円
大阪南港15億円
福岡市14億円
湾港近くの土地を多く所有しています
・投資有価証券30億円(8%)
② 負債
・有利子負債115億円(33%)
・特別修繕引当金32百万円
船舶の定期修繕に備えるため、過年度の特別修繕に要した費用を基礎に引当計上
③ 純資産
・自己資本比率40%
・利益剰余金103億円(29%)
・配当性向17%
④ 損益計算
・固定資産売却益236百万円
・減損損失7百万円
【トピック】
① 前期に船舶事故損失・保険収入17億円
前期にセメント専用船で座礁事故が発生し、座礁した本線は全損
保険により全額補償されたが、次回の保険契約更新時は保険料が大幅に増えると思います
② 前期の減損損失179百万円
三重県の物流事業資産の収益性が低下し、減損を実施
③ ロシア進出
顧客のメーカーが海外シフトしており、対応するため東南アジア、東アジア、及びロシアに現地法人拠点を設立
しかし、売上高の9割以上は国内であり、海外比率は大きくない
④ 大株主
・太平洋セメント 38%
・鈴与建設 13%
・むさし証券 3%
・商船三井 3%
・鈴与商事 2%
・鈴与 2%
太平洋セメントが大株主であり、メイン顧客で売上高は94億円(24%)もあります
セメント業界の動向次第で利益が左右されるのだと思います
鈴与グループも17%も占め、影響力が大きい
⑤ 植物プラント事業
三重県津市に太陽光利用型植物工場を運営しミニトマトの栽培・販売を開始
2017年8月からは生産規模を大幅拡大
工場規模23,000㎡(拡張後)
営業外損益項目で、
百万円 |
前期 |
当期 |
関連収益 |
23 |
32 |
関連費用 |
29 |
31 |
減価償却費 |
6 |
― |
規模が小さく、損益も赤字であり、しばらく事業の柱になることはなさそうです
【株価 購入価額】
452円(2017.2.20)
1.11% 配当利回り(会社予想)
5.00 1株配当(会社予想)
(連) 20.61倍 PER(会社予想)
(連) 0.86倍 PBR(実績)
(連) 21.93 EPS(会社予想)
(連) 523.87 BPS(実績)
株主優待が充実
クオカード500円分
配当と同水準
バリューで考えると、オリンピック特需終了によるセメント需要減を考えると、PER15倍以下
5期の平均EPS20円×15倍=300円
しかし、グロース、テンバー狙いでいくなら、
植物工場が大当たりし、港湾近くの遊休倉庫をプラントに転換し、業績拡大!
ロシアに注目され、ロシアに植物工場建設!
という話題性にかける
1単元4万5千円だし、宝くじだと思って買ってもいいかもしれない
以上