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植物を扱うことを生業とする方と
近頃親しくさせていただいてるもんだから
部屋にお花が増える増える。
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札幌に行った際に
たまたま立ち寄った展示。
楢原武正さんの作品。
めちゃくちゃくちゃかっこよかった。
大阪でも開催してほしい。
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なんだかいい。階段の案内板。
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いい。
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カチンコチンの大通りも
積雪の路地も
ミツウマの靴に救われました。
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ジンギスカンは二軒行きました。
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雪のため
飛行機が欠航になってしまった日の翌日。
-12°観測の朝。
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姉一家への贈り物。
新しい年を迎えて間もない1月3日。
あんなことが自分の身に起こるなんて思いもしていなかった。
その日の午後、長らく調子の悪かった家のテレビを引き取ってもらう為、母と共に電気店に行き、リサイクルの申請を無事に終えた。
気持ちもすっきりとその足で姉の家に遊びに行き、姉の美味しい夕食をご馳走になり、賑やかな一家団欒の時を過ごした。
そろそろ帰ろうかという時間になった頃、スマートフォンを眺めていた母が言う。近所の洋服屋が今日まで格安セールをしていると。それでは是非行こうではないかと時計を見ると、閉店の15分前。車に荷物を運びこんでくれた姉や姪との挨拶もほどほどに慌てて車に乗り込みお店へ急いだ。
このまま行けば5分前に入店できるのではないかと順調に車は進み、目的地が見えて来たところで、お店の電気が消えているのが目に入る。閉店時間は1時間前だったのだ。小さな舌打ちレベルの落胆を経て、まっすぐ家路へついた。
帰宅後、入れ替わりで手に入れた貰い物のテレビを早速つないでみたところ、廃棄したテレビと同じような症状になるではないか。だとすると原因はテレビではなく、ケーブル、もしくはアンテナ等なのか。それではあのテレビを手放す必要はなかったではないか、という結論にいたり、これには、なかなかがっくし悔しんだ。
明日の朝になれば、電気店にちょっと待ったの電話をしてみよう。そんなことを考えながら、シャワーを浴びるため浴室へ向かった。全ての衣をはがし、最後に眼鏡をはずし、寒い寒いと身体を縮めながら、浴室の扉を開けて一歩踏み出したとたん、「あっ」と思った時には打つ手なし。浴室の床に足をとられて、すってんころりん。重量49.25㎏の肉の塊が鈍い音と共に床に叩きつけられた。幸い身体はさほど痛くもなく、それよりも衝撃だったのは右手に握られた物体だった。それは浴室の扉の取っ手。扉を開けた際に手にしていた取っ手を、滑った瞬間に支えにしようと手放さなかったのだ。そうして49.25㎏もの重さをかけられた取っ手は残酷にも本来の場所からはぎとられてしまった。
やってしまった、、と素っ裸で呆然としていると、衝撃音を聞きつけた母がすっとんで来てくれた。しかし、こちらは素っ裸。加えてすっ転んだ恥ずかしさと、扉を壊してしまった申し訳なさが相まって、「頭打ってないか?!」の返答に「大丈夫です。とりあえずお風呂に入ります。」と身を小さく折り畳んで返答。転倒が原因となり風呂場で死んでしまいやしないかと母が心配するであろうと、早くあがるべく、いつもより倍速で頭髪を、顔面を、身体を洗いながら、つい先ほどの出来事にやっと向き合うことが出来たとたん、ひとりクスクスにやにやと笑いが込み上げてくること。ひと通りにやけた後は、扉の心配である。
母がひとりで住む一軒家。ここを取り壊してアパートにでも引っ越したほうがいいよね。どこかガタがきて修理費が必要になる前に引っ越さなくてはね。と、つい昨晩家族で話したばかり。引越しの時期を早める原因を私が作ってしまった。。ごめんなさい。
とりあえずは扉崩壊の原因ともなった、この身体の肉を成敗すべく節制いたします。
まさにトホホ。
これぞトホホな一日。
こんなに何もかもうまくいかない日っていうのはあるもので、それでも笑っていられるのは、それは近頃、さくらももこさんのエッセイを読むのにハマっているから。どんなトホホも不運も喜劇にしていまうお話が面白くって。そんなイズムで今年も乗り越えるぞと新たな年をスタートさせます。
運転免許の更新に警察署へ行きました。わたくし、車を全く運転しないがゆえの優良運転者のため、近隣の警察署で更新手続きを済ませることができるわけです。その場合に持参の必要がある顔面の写真を、スーパーマーケットの横にある証明写真所にて、美白美肌モードで撮りました。そのモードを選択したのは通常料金と同額だったゆえに過ぎません。しかしたった1枚のためだのに、余った写真はどうすればいいんですか。大きいのが2枚、小さいのが3枚もあるんだけど。こんな恥ずかしいもの保管しておくんですか、捨てるんですか。900円…。
大阪の繁華街の警察署は日中でもさすがの賑わいで、そんな中で粛々と諸々の手続きを済ませました。しかしながら、時間を見誤って講習開始までの40分の待ち時間がうまれてしまったもので、どうしたものかと立ち往生。目の前には年季の入った素敵な喫茶店。喫茶店、使いもしない免許証の更新手数料に、たった1枚のための証明写真の料金、これ以上出費を重ねたくないところと一瞬頭をよぎったものの、この出費は無駄ではなかろうと、喫茶店に吸い寄せられるように、カランコロンと扉を開けました。
入店の途端にしっかりと目を合わせてニコリと笑いかけてくれたエプロン姿の美しいお姉さん。広い店内には大きな声のおじさまと、大きな声のおじさまと、大きな声のおじさまがたくさん。窓辺の一人席を選んで着いた背後には、作り物の観葉植物があって、ホコリが何層にも積もっている。まんまと髪に着いちゃったもので、髪を何度もなでてほこりを落とす。
メニューに目を通して、おじさま方に負けじと大きな声を張り上げて「チャイをください!ホットで!」と笑顔の美しいお姉さまにお願い。
しばらくして、ホットなチャイを運びこんでくれたお姉さん。
「あ、こぼれちゃった。いつもな、たくさん入れちゃうねん。だからこぼれちゃうねん。」そう言って、ティッシュペーパーでソーサーとカップの底を拭くお姉さん。そのチャイはそれはそれは甘かった。
チャイをすすりながら、講習までの残り35分で想い馳せたこと。私が自動車運転免許を取得したきっかけは林檎を売るためだったな。林檎売りの助手をはじめたのが21歳頃だったか、助手として走り回りお客さんと接する中で、次第に売り人さんへの憧れを募らせていったんだな。運転免許がなくてもあらゆる方法で売りに行くことは可能ですが、良いきっかけかと思い自動車運転免許短期取得のため、教習所が近くにある地元に一旦里帰りしたのでした。当時の林檎屋さんのレンタカーはミッションが多かったためにMTを取りましたよ。かっこいいでしょう。
そんなことを考えたり、この文章をしたためたりで、カップにひたひただったチャイも残すことなくいただいて、口の中が甘くあたたかいまま講習へと向かった。
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この後の講習も先生が独特だったり、ギャルが素敵だったりと少し面白かったりだったもので書きたいところだけれど長くなり過ぎたので終わり。