10年前と同じ、アウェイで引き分け(しかし今回は相当耐え忍んだ末の)からの決戦を、ホームで迎える。
10年前、日の出の勢いでアジアに進出し、勝ち進むたびに熱狂を増す埼スタに、気合いを込めて臨んだ記憶があります。
時が経ち今では、明日自分は指定の片隅から観戦となる老体ですが、それでも試合の節目を感じる応援コールに呼応出来る、それは各席の誰しもが自然な振る舞いとしてであり、埼スタじゅうを覆い尽くす2007年の再現となるのでしょうか。
明日を思うと、正直、当時とは実に寂しい、過ぎ去った方々、もうお会いすることのないだろう方のことが去来して止まないです。
レッズサポを、いわば生業にし続け、殊にレディースに傾倒した身にとっては、たまに埼スタに赴く度に隔世の感を覚える。
もちろん、私自身の不徳の致す結果ゆえなのだから、悪い思いをさせてしまった方々には、今となっては申し訳ない思いしかありません。
ただ疎遠になったとしても、明日の彼彼女の歓喜を、どうか今の幸せな居心地の中で分かち合ってほしいと願うばかりです。
明日、最高のステージで浦和を、最高な形でホームゲームで迎い入れる…ごめんなさい、言いたいことは、どこで見ていようと、TVでもかな、自然と熱狂する応援の展開になっていた、10年前のメインスタンドもバックも立ち応援していた、固唾を呑むひとときを思い出すのです。
ぜひそんな勝利へのカウントダウンの再現を、特に若いサポーターには味わってほしいです。
浦和の未来を決する一戦だからこそ。