【2013年】~新キャプテンとして~

◆3月17日、浦和駅西口前、浦和コルソの1Fコルソ通りにて、『2013シーズンなでしこリーグ開幕直前浦和レッズレッズレディーストークショー』
 
3月、リーグ開幕戦勝利(vs高槻 3-0)、しかしここからが新キャプテンとして苦闘の始まりであった。
◆3月30日vs千葉 0-1 (オリプリ)、4月7日vs湯郷1-2 (美作)
◆4月13日vsベレーザ0-1 (駒場)、4月20日vs吉備国大1-2 (笠岡)
◆4月28日vs新潟1-2 (新発田)、5月4日vsINAC 0-3 (駒場)
◆5月12日vs仙台1-1 (宮城)、5月19日vs伊賀0-0 (伊賀上野)
第8節仙台戦、第9節伊賀戦と、勝ち点1のため特に後半になると、明らかな引分け狙いがうかがえた。攻撃への覇気が感じられない戦いぶり、チームとして機能不全に陥っていただろうか。
しかし、ゴールには程遠い前線で度々孤立しながらも踏ん張り、チームを鼓舞し続けたのが三知だ。苦しいチームのために、キャプテンとして、形振り構わない時間稼ぎも厭わず買って出てくれたからこそ、降格ピンチを凌げた。振り返ってみれば尊い存在だった。
◆リーグカップ:6月9日 vs千葉1-2 (フクアリ)、7月6日 vsベレーザ1-2 (栃木)
なでしこリーグ2013前半戦9試合は、開幕の勝利後、6連敗2引分けで終える。
リーグカップ戦へと移り、6月2日の第2節吉備国大戦にようやく3-0で勝利するも、第3節千葉戦・第4節ベレーザ戦といずれも逆転負けを喫する、なおも苦闘は続いた。
試合後のサポーター前整列時に端に立ち、来る日も来る日も、いつも誰よりも深く頭を下げ続けて来た三知の姿勢こそ、今一度知らしめておきたいのです。
◆リーグカップ:7月12日 vs高槻1-0勝利!(高槻市陸)
35度を超える猛暑の下、後半セットプレイからの先制点を、後半30分過ぎから守り切った。
私的には3月の開幕戦から12試合ぶりに、ようやく三知の格別の笑顔に立ち会えた。
◆リーグカップ:7月15日 vs吉備国大5-1勝利 (駒場)
レッズレディース入団以来、公式戦初のハットトリックを達成。

 
◆日本女子代表 4-2 ナイジェリア女子代表 親善試合(フクアリ)
※ 9/26第2戦、三知は左MFとして先発出場、32分に途中交代。

◆2013年リーグ最終戦 vs高槻(萩谷)
   
最終戦を2-0勝利で終わり、ゴール裏のサポーターの前でおどけて見せる三知。
強い雨の中、サポに応える三知には、苦しいシーズンを乗り切った安堵の表情がうかがえた。
【2014年】~三知飛躍~

リーグ開幕戦、INACに勝った!
   
その後、伊賀、鴻巣の吉備国大戦、アウェーで苦手の新潟、西が丘のベレーザ戦でも快勝。リーグ戦首位を走る。

◆日本女子代表
AFC女子アジアカップ ベトナム 2014(5/14~25) 後藤三知選手、杉田亜未選手を追加登録
(2014年05月07日)
◇5/8 なでしこジャパン WORLD MATCH @キンチョウスタジアム
日本女子代表 2-1 ニュージーランド代表
※後藤は90分に阪口に代わり途中出場
(なでしこジャパン2014アジア杯~後藤三知登場~)
◇ AFC女子アジアカップベトナム2014 (5/14~5/25)
5/14 日本 2-2 オーストラリア ※後藤は79分から高瀬に代わり途中出場
5/16 日本 4-0 ベトナム ※出場機会なし
5/18 日本 7-0 ヨルダン ※後藤は先発フル出場
5/22 [準決勝] 日本 2-1 中国 ※出場機会なし
5/25 [決勝] 日本 1-0 オーストラリア ※後藤は75分から中島に代わり途中出場

AFC女子アジアカップベトナム2014 優勝
 
◆8/23 なでしこリーグオールスター2014 味フィ西が丘
※ポルカ主将の後藤が前半5分先制点、MVP獲得
「今日も、こうして全チームの、ファン・サポーターの皆さんや選手、集まっての時間を過ごすことが出来て、ほんとにあらためてなでしこリーグで、プレー出来てる喜びを感じました。
ほんとにエキサイティングシリーズ、頑張っていきたいと思いますので、ぜひ会場に足を運んでください!」
 
10月エキサイティングシリーズ、vs千葉(東金) vs新潟(新発田)勝利


11月エキサイティングリーグ vs湯郷(美作)
リーグ戦100試合出場、1ゴール含む勝利で飾る。
 

プレナスなでしこリーグ2014 優勝
 
【2014年11月25日】
2014年度なでしこリーグ表彰式 最優秀選手賞受賞
「このたびは最優秀選手というすばらしい賞をいただくことができ、大変うれしく思っています。この賞をいただけたのは、チームの活躍、チームがあってこそのものだと思います。そのチームは、昨シーズン自信を失いかけたところで、吉田監督が就任し、進む方向を示し、そこにみんなでまとまってついていけたことが、今シーズンの優勝につながったのだと思います。そしてここには、ここまで女子サッカーを引っ張ってくださった方たちがいて、今も引っ張ってくださっている選手たちがいて、私は小さいころからその選手たちに憧れてここまでやってこられました。まさか、こうして自分がこういった賞をいただけるとは思っていなかったので、本当にうれしい気持ちでいっぱいですし、本当にサッカーを通じて、たくさんの経験やたくさんの思いを持つことができました。本当に女子サッカーにかかわるすべての方たちに感謝しています。そしてこれからも女子サッカーにかかわるみなさんと一緒にサッカーを通じて、少しでも多くの喜びを感じていけたらと思っています。このたびは、本当にありがとうございました」
後藤三知が最優秀選手賞を受賞!(URAWA REDS LADIES OFFICIAL TV)

◆12/6「国際女子サッカークラブ選手権2014」(ネスレカップ) 3位決定戦 西が丘
湯郷に4-0勝利
 
◆第36回皇后杯
準々決勝・伊賀に勝利(丸亀)、準決勝・千葉に勝利(西が丘)
レッズレディースは皇后杯準優勝でシーズンを終える。
【2015年】
◆1/23 後藤三知が三重県知事を表敬訪問
出身県である三重の鈴木英敬県知事を表敬訪問し、チームとして年間優勝、個人として最優秀選手賞を受賞したプレナスなでしこリーグ2014の活動などについて報告。
◆2/9 後藤が浦和税務署確定申告広報大使』に
「みなさんにも国税庁のホームページを見て関心を持っていただけたらと、あらためて思います。私も 確定申告の手続きを行うことによって、1年間の自分を見直す良い機会になっています。私自身も確定申告への理解を深めつつ、PRをしていけたらと思います。」
 
2月初旬
浦和区役所1階ロビー:浦和レッズレディース「プレナスなでしこリーグ2014」シーズン展開催
◆15.02.13 なでしこジャパンにレディース長船、後藤が選出
日本サッカー協会から2月23日~3月13日の日程で行われる、トレーニングキャンプおよびポルトガル遠征(アルガルベカップ2015)のなでしこジャパンメンバーが発表、レッズレディースから長船加奈と後藤三知が選出。なお、後藤三知は、国内でのトレーニングキャンプのみの帯同予定。
3月 浦和コルソ「2015シーズン浦和レッズレディース応援ブース」展示
3月28日リーグ開幕敗戦、5月伊賀・湯郷・高槻のアウェーで勝利
【グルーネウェーゲン国際大会トーナメント(女子の部) オランダ】
[大会期間]5月23日~ 5月25日
[グループリーグB結果]
※試合は25分ハーフ×2
(5/23 11:40 第1試合) 浦和 1-0 バレンシア
(5/23 14:00 第2試合)浦和 6-1 SV Saestum
(5/23 16:20 第3試合)浦和 1-1 ヘーレンフェーン
5/25 10:00 [準決勝] 浦和 1-0 テルスター(オランダ)
5/25 13:00 [決勝] 浦和 3-0 ヘーレンフェーン(オランダ)
◆レッズレディース大会優勝 (MVPは吉良知夏)
7月4日、石巻復興試合(vs仙台)

7月、埼玉に勝利(@NACK5)、仙台に敗戦(@仙台陸)
10月24日エキサイティングシリーズ、ホーム最終戦(vs千葉4-4)
11月エキサイティングシリーズ
INAC(ノエスタ)敗戦、仙台・最終戦(ユアスタ)敗戦。
踵を返して足早に立ち去る姿が目立った。
11月15日皇后杯・横浜FC戦(南長野)勝利
12月19日皇后杯準々決勝・仙台戦(ユアスタ)敗戦でシーズン終える。
(1日のタイムスケジュールは?)
朝7時ごろに起床し、朝ご飯とお昼のお弁当を作り自転車で9時半ごろにレッドボルテージに出勤。開店準備を行い10時開店。主に浦和レッズ関連のグッズの販売、商品の整理を行っています。業務終了後、一度帰宅し、練習場があるレッズランドへ自動車で向かいます。チーム全体では18時位から2時間程度練習。練習終了後食事をして22時ごろに帰宅。家事を行いストレッチなどのセルフケアを行って23時位に就寝という流れです。時間のやりくりを工夫しています。
【2016年】~浦女の太陽~
4/03 ホーム開幕、新潟戦 0-2
4/09 長野戦 1-2(南長野)
4/17 高槻戦 0-3(駒場)
4/17 湯郷戦 0-1(美作)
リーグ開幕日テレ戦に引分け後、4連敗。試合の度に精彩を欠いていく。
湯郷戦後、がっくりと膝をつく三知。こんな三知は初めて見た。
第4節を終え、わずか勝ち点1の最下位。2013年以上の降格危機が感じられた。
4/30 ホームINAC戦 1-4の大敗。
5/3 仙台戦 0-2 (ユアスタ) ついには、応援も止んでしまった後半に、途中出場の三知が、ひとり気を吐いてチームを鼓舞する姿に悲壮感を覚えた。
5/7伊賀戦、5/15千葉戦と連勝で盛り返すが、5/22新潟戦、5/28長野戦といずれも0-1の完封負け。低迷は続く。リーグ戦前半11試合を勝ち点7、5得点17失点の最下位で終え、中断期間に入る。
2013年は、連敗中でも新キャプテンとして、ほぼフル出場しけん引して来た三知だが、2016年前半戦ではフル出場無し。先発の機会も失い、後半途中出場が続く。
リーグ戦中断の間、リーグカップ戦を通して復調して来たレッズレディース。
8/27準決勝へ進んだが、ベレーザ相手に0-4の完敗。(柏の葉)
準決勝のふがいなさに、三知へ罵声を浴びせかける不埒な輩もいた。しかし、出場機会が増えフル出場も果たしながら、8試合3ゴールの活躍(白木と並んでカップ戦チームゴール数1位)をみせ、チームの躍進を担ったのはまぎれもなく三知である。
引き上げる三知に声を掛けた、「次から(リーグ戦再開から)が、ホントの勝負だよ」と。
「はい!」と、力強く、引き締まった表情で応えてくれた。
9月、リーグ再開後すぐ、降格争いのかかった相手との直接対決が続く。
9/11高槻戦4-0(萩谷)、9/18湯郷戦3-0(駒場)と快勝、降格圏脱出。三知はいずれも大事な試合にフル出場し、湯郷戦では先制点をあげる活躍でチームを救った。
10/9伊賀戦(伊賀上野)
INAC、仙台戦と連敗後の落とせない試合に2-0勝利し、降格危機をほぼ脱する一戦となった。
最低限のラインに踏み止まらざるを得ない申し訳なさは、感じていたかもしれない。でも、キャプテンとして最後の責務を全うした。
11月、皇后杯3回戦(藤枝)
伊賀に2-0勝利。
三知はフル出場。追加点のゴールは、レッズレディース退団前最後のゴールとなりました。
そして、喜びを分かち合う姿も、これが区切りとなりました。
まばゆい西日に照らされる最高の笑顔でした。
後藤三知選手との8年、応援を通してですが、ともにレッズレディースで歩んで来れたことを誇りに思います。最も愛着ある選手でしたから、さみしいです。
今まで本当にありがとう、次の環境でもさらなる高みを目指してください。
誰よりもチームへの献身を示して来たからこその魅力は、これからも色あせることなく、惹きつけられる新たなファンを生むことでしょう。
レッズレディースを離れても応援し続けます。
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