安藤梢選手のW杯総評 | うらじょ

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今年女子W杯後の7月、レッズランドのメールマガジンに安藤梢選手によるW杯総評が載っていたので、ここに上げておきます。
安藤選手が詳細に論じている記事は珍しく興味深く拝見しました。


◇◇◇第223 安藤梢選手によるW杯総評◇◇◇


Q.予選リーグから決勝トーナメントまでの日本の闘いについて


 ~よかった点~

 試合を重ねるごとにコンビネーションが高まっていました。

 オランダ戦のコンビネーションからのゴールは、ペナルティエリア付近で日本らしい崩しから素晴らしいゴールでした。


 ~不足していたところ~

 前線からの連動した守備。ボールに対しての寄せが甘かったり、身体を投げ出してスライディングするなどの守備が弱く、球際の闘いで負けていました。






Q.同じFWとして、菅澤優衣香選手のプレーについて


 菅澤選手は、起点となるプレー、シュートチャンスを作るプレーなど、攻撃の中心となって頼もしかったです。スコットランド戦のゴールも大事な場面でとても落ち着いていました。



Q.今大会の特徴をひとことで表すと?


 女子サッカーの進化です。


Q.今大会、個人的に最も印象に残った選手は?


 アメリカ代表のローズ・ラベル選手。

 中盤の選手で運動量が豊富。ミドルシュート、正確なパス、ドリブル、攻撃でなんでもできるうえに守備でも貢献していました。


Q.今大会、最も印象に残ったシーンは?


 アメリカ代表の勝負強さ。


Q.今大会、残念だったことは?


 日本が決勝トーナメントで本当の強豪国と言われるチームと対戦できなかったこと。それから、メディアの露出が少なかったことは残念でした。


Q.今後の女子サッカー界の展望・勢力図は?


 2連覇により、アメリカの女子サッカーの人気や強さはさらに発展していくと思います。

 ヨーロッパは男子のビッグクラブが女子チームを持つようになり、女子のチャンピオンズリーグのレベルも年々上がり、ユーロなどもあってますます活性化されていくと思います。





Q.なでしこジャパンは来年の東京五輪までどのように取り組んだらよいか?


 個の強化が絶対に必要。世界で闘ううえで足りないと感じた点を選手11人が普段から強化していくこと。

 チームとしては、アウェイでの親善試合を増やすことです。


Q.なでしこリーグで選手11人が取り組めることは?


 なでしこリーグのなかでできることに満足せず、世界で通用するかを常に意識してプレーすることです。