ベレーザ戦、ながふうっオレッ! | うらじょ

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よろしくですー

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なでしこリーグES・上位リーグ第2節
10月18日 @浦和駒場

浦和L 2ー1 日テレベレーザ

[得点]
40分田中(ベレーザ)、59分長船、87分清家


前半17分頃から観戦。

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※GK池田ユニは青色
HT: 岸川→長野
55分:加藤→清家
85分:後藤→臼井


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※GK山下ユニは黄色
キックオフ時が判らないので、基本は中里選手が右で、上辻選手がトップのあたりだったかもしれません。

HT:隅田→長谷川
77分:上辻→鳥海



[試合経過]

◆22分浦和

PA横右サイドに出た後藤が、身体を張ってボールキープから→猶本→柴田とつなぎ、柴田からPA内吉良にラストパスが渡りシュート→ゴール左へのグラウンダーを、GK山下が弾き出すファインセーブでゴールならず。浦和が左CKを獲得。

左CKを猶本がキックイン→吉良が猶本に戻し、猶本がさらにゴール前に入れたリバウンドを、北川がミドルシュート→ゴール左へ外れる。


◆26分ベレーザ

右から中里のスルーパスに、田中がゴール前に出るが、GK池田が早くキャッチ。


※◆27分浦和

右から柴田→右前に出た後藤からうまく繋がらずを、コーチャーズボックスに出てた吉田監督が、これまでにない大声で一喝を入れて、もっと押し上げろ!というジェスチャーが遠目からでもうかがえる。


◆28分ベレーザ

阪口?からの縦パスに、上辻がPA前から出てシュート→グラウンダーが右へ大きく外れる。


◆31分ベレーザ

左SBの北川のパスミスを奪い、清水が右からフリーで上がってクロスを入れる→ゴール前で高畑がカット。


◆33分ベレーザ

左から隅田→有吉がクロスを入れる→ゴール前に上辻が飛び込むが、北川が身を挺して身体を寄せ、上辻のへッドは枠上へ外れる。


◆34分ベレーザ

高畑が原?を倒しFK獲得。上辻の直接FKを池田がワンバウンドでキャッチ。


◆35分浦和

左から北川?→PA内左に吉良が抜け出してヒールパス→猶本がシュートはDFにブロックされ、左CKに。

左CKを猶本がキックイン→GK山下が直接キャッチ。


★40分ベレーザ

右から中里→中で隅田→田中が受けてPA内に入ると、DF2人の間をすり抜けシュート→ゴール上に決まり、ベレーザが先制。

浦和 0-1 ベレーザ


◆41分浦和

失点直後、中央から縦に繋がり、PA内左ノーマークの加藤にまで通って、加藤のシュート→ゴール左に外れ決定機を逃す。


◆45分ベレーザ

浦和陣内で奪ったボールを、GK池田が前に出ているのを見て田中が浮き球のロングシュート→ゴール枠上に外れる。



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 【後半】

◆8分浦和

左からFKを高畑、右の乗松へ出す→乗松は右から中に切り込み、吉良に出す→吉良がPA内で受け反転からシュートは、ゴール枠上へ外れる。


◆58分浦和

中央を長野が持ち上がり、左に出されたボールに清家が受けて長谷川とのマッチアップ→清家が長谷川に当てゴールラインを割り、左CKを獲得。

↓ ↓

☆左CK、猶本がキックイン→ゴール前で倒れながらも清家が受けてキープすると右へ出す→ゴール前右にフリーの長船が出てワンタッチで合わせると、グラウンダーがゴール右隅に決まる。

浦和同点。浦和 1-1 ベレーザ


◆62分ベレーザ

左から長谷川?のアーリークロス→岩清水がゴール前出てヘッドを合わせる、ゴール左外へ外れる。


◆62分浦和

反撃から左サイドの北川がもちあがり清家へ→清家がゴール前左からのシュートは、GK山下が正面でキャッチ。


◆69分ベレーザ

中央から上辻→原が受けてPA前が空いた隙をついたミドルシュート→GK池田が正面でキャッチ。


◆71分ベレーザ

右から原が個人技を見せ、後藤に他DFをかわしPA内侵入を図るも、フィニッシュに至れず。


◆72分浦和

右から清家が持ち上がるが、岩清水・村松がゴール前で防ぐ。


◆73分ベレーザ

浦和が自陣PA前でボールを奪われ、左から長谷川がドリブルからシュートは、ゴール枠上に。


◆75分浦和

浦和が攻勢から、右の乗松→左から北川がグラウンダーのクロスをゴール前入れるが、GK山下がキャッチ。


◆84分ベレーザ

PA右横で原が倒されFK獲得。FKを有吉がゴール前に入れる→猶本がヘッドでクリアのリバウンドを原がシュートは枠上に、ピンチを凌ぐ。


◆85分浦和

柴田が倒されFKを獲得。ゴール前中央20~25mぐらいから、キッカー猶本がゴール前へ浮き球を入れる→示し合わせていたように、タイミング良く清家がゴール前に入って来てヘッドを合わせる→シュートはクロスバーに阻まれ、惜しくもゴールならず。


☆87分浦和

長野から右の吉良へ浮き球のパス→受けた吉良が右から出て持ち上がると、ゴール前へグラウンダーのクロスを入れる→ゴール前に入って来た清家が、ワンタッチで右足を合わせると、寄せてきたDFもかわす軽妙なグラウンダーのシュートが、ゴール左に決まる!

浦和逆転。浦和 2-1 ベレーザ


◆89分浦和

右から清家が抜け出てクロスを入れる→吉良がゴール前に出るが、GK山下がはじき出してクリア。


◆アディショナルタイム ベレーザ

右からのクロスに長谷川がシュート→ゴール前で浦和DFがブロック→そのリバウンドをさらに長谷川がシュートも、浦和DFがブロックして防ぐ。



アディショナルタイム(表示2分)を経過し、タイムアップ。

浦和が勝利。


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守るべきところはしっかり引いて守り、攻撃に出るところは果敢に仕掛けて行く、共通意識をもって強敵に立ち向かうなら、成し遂げられる力があることを証明した試合だったと思います。


テクニカルエリアに出て陣頭指揮を執る監督が、いつになく荒々しい口調でゲキを飛ばし、長井GKコーチまでもがエリアに出て来て高畑選手を呼びつけ、熱く指導する場面もあり、絶対に負けられない意気込みはうかがえました。

でもそれ以上に、浦和駒場に響き渡る応援の声には、キレの良い一体感がいつも以上に感じられ、緊迫した熱気が漲っていました。鋭く打ちつけられる太鼓のストロークに合わせ、ベレーザに勝つ!という一丸となった気合いの後押しがピッチに注ぎ込まれたことで、選手達は大いに勇気を与えられ鼓舞されたことでしょう。
前節新潟戦に3失点を喫した敗戦、昨日のガンバに負けた悔しさなど、このところの浦和の不甲斐なさを払拭したい、そんな思いも込めて応援に来たサポも多かったんじゃないかな、と思われます。(私も)


やはりベレーザが攻勢に出るとなかなか断ち切れない時間帯が続きましたが、浦和はレギュラーシリーズの西が丘のスコアレスドローの時と同様に、ゴール前では隙を与えず前後半とも守り切れていたのではないでしょうか。ただ前半終盤、田中美南選手に簡単に抜け出され失点を許した場面だけは、油断していた隙を突かれた様子にも見受けられ、勿体無かったのですが。


特に柴田選手の奮闘ぶりが、サイドライン際の攻防ではベレーザの選手たちにのテクニックに対し全く引けを取らず、狭いスペースでも巧みにボールキープできるし、さらに行き詰れば相手に当ててサイドを割らせ、マイボールスローインをもたらせる。DFに回れば、対峙する相手にうまく寄せて突破を許さない粘り強い対応を終始魅せていました。DFライン近くまで下がって来て、地道にチームのために守備に徹して来た姿勢こそ、今季ベレーザやINAC相手に健闘してきた原動力です。もっと注目されるべきです。


さて後半頭からは、長野風花選手が起用され、私的には後半の逆転を引き出した影のMVPだったと思っています。

ベレーザのビルドアップ時に、中里選手の動き出しを執拗にマークし始め、トップ下にボールを入れさせず封じ込めようとする狙いが見て取れました。

さらに中盤から積極的に1stディフェンダーとして出て行く姿勢が目立ち、ここでも執拗にボールホルダーにプレスバックを仕掛けることで行く手を阻み、以降のディフェンスにコースを絞らせることで守り易くさせていた点など、相手の気勢を削ぐプレッシャーとなる役割を発揮していたでしょうか。


球際の攻防に寄って来て、アシストを受けたり2ndボールを拾ったりの対応の機敏さや、ワンタッチで交換して狭いスペースの攻防を切り抜ける巧さだとか、藤田選手や栗島選手にも言えますが、マイボールを引き寄せるセンスに長けているのでしょう。

同点に追いつくCK獲得には、長野選手が中央から持ち上がり攻撃の起点となったことで、左に出た清家選手まで繋がったからであり、また決勝点の場面では、清家選手にアシストした吉良選手に繋がるパスを、右サイドへ的確に供給したのも長野選手でした。

中盤から前線の能力を引き出す長野選手のパスセンスは、特に後半の反撃時、相手陣にスペースが空いた時こそ有効に生かされるのでしょう。今季ホームの仙台戦や、アウェイ湯郷戦で同点に追いつけたのも、後半から途中出場の長野選手の貢献無しでは成し得なかったと。ベレーザ相手でも攻守に活性を促しました。




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薬師寺温泉獲得の長船選手、今季CKからの得点は、3月28日のレギュラーシリーズ開幕戦以来で、同じく長船選手でした、・・それ以来とは。(セットプレイからの流れでの得点は、4月11日第3節AS埼玉戦臼井選手のゴール以来)

清家選手は、スーパーサブとして限定時間集中型のほうが有効でしょうか!?1ゴール1アシスト、それ以外にも際立つ活躍ぶりが出場35分の間に濃密に凝縮されました。猶本選手からゴール前縦に出されるホットラインがさらにゴールに繋がるなら、貴子さまのご公務にさらに彩りを添えることになるでしょう。

吉良選手は、やはり2トップの1角としてこそ存在感を発揮します。でなければ惜しいシュートシーンさえ生まれないのですから、来週こそキラキラゴールに期待したいですね。

後藤選手がちょっと心配。ずっと身体を張ってきたぶん今季は本調子には至らないのだけど、ベレーザ戦は特にきつそうにうかがえるところありで、無理せず、でもがんばってほしい!

高畑選手が、新潟戦やられ続けた悔しさを、よりアグレッシブに前からディフェンスに出ることで、彼女らしさをまた発揮させていたでしょうか。さすが闘将、長船選手の後ろ盾を活かして、これからもチームを支えていってもらいたいですね。


次節ジェフ戦は今季駒場ラストゲーム、連敗続きの相手に、絶対雪辱を果たしましょう!