
イングランド代表
FIFA女子ランキング6位
◆ワールドカップ: 出場4回目
・1995年スウェーデン・2007年中国・2011年ドイツ/準々決勝進出
・2015年カナダ/準決勝進出
◆オリンピック: なし
◆UEFA女子選手権: 7回出場
・1984年、2009年/準優勝
※1989年まではヨーロッパ女子サッカー競技会(European Competition for Women's Football) として開催
◆キプロスカップ(Cyprus Cup): 6回出場
・2009年・2013・2014年/優勝
◆非公式大会での成績
*世界選手権:6回出場(1970~1988年)
・1985、1988年/優勝
*ヨーロッパ選手権:2回出場(1969年、1979年)
【女子ワールドカップ2015 カナダ/イングランド女子代表】
☆先発が予想されるメンバー
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GK 1 |
バーズリー |
(BARDSLEY) |
30才 182cm |
49試合出場 |
マンチェスターシティ 前戦で目負傷 出場あるか1? |
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DF 2 |
アレックス・スコット |
(A・SCOTT) |
30才 163cm |
126試合12得点 |
アーセナル |
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DF 3 |
ラファティ |
(RAFFERTY) |
26才 164cm |
14試合0得点 |
チェルシー |
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DF 4 |
ウィリアムス |
(WHILLIAMS) |
31才 164cm |
145試合38得点 |
リバプール |
攻守を繋ぐ要 FKの精度高い |
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DF 5 |
ホートン |
(HOUGHTON) |
27才 174cm |
59試合8得点 |
マンチェスターシティ |
キャプテン 守備を統率 |
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DF 6 |
バセット |
(BASSETT) |
31才 165cm |
53試合2得点 |
ノッツ・カントリー |
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MF 8 |
ジル・スコット |
(J・SCOTT) |
28才 181cm |
95試合13得点 |
マンチェスターシティ |
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FW 9 |
アルコ |
(ALUKO) |
28才 159cm |
93試合32得点 |
チェルシー |
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MF10 |
カーニー |
(CARNEY) |
27才 162cm |
108試合25得点 |
バーミンガム・シティ |
昨年英リーグ得点王 鋭い突破、シュート力 |
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MF 11 |
ムーア |
(MOORE) |
24才 166cm |
22試合1得点 |
バーミンガム・シティ |
執拗なチェイシング |
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MF 12 |
ブロンズ |
(BRONZE) |
23才 172cm |
21試合4得点 |
バーミンガム・シティ |
タイトとマーク |
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MF 16 |
チャップマン |
(CHAPMAN |
33才 171cm |
89試合8得点 |
チェルシー |
攻撃のキーマン |
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FW 18 |
デュガン |
(DUGGAN) |
23才 168cm |
30試合14得点 |
マンチェスターシティ |
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FW 19 |
テイラー |
(TAYLOR) |
29才 168cm |
11試合5得点 |
ポートランド・ ソーンズ(USA) |
前線で裏を 狙う |
☆その他メンバー
pos. | # | Player | Age | Height | Caps | Goal | Club |
MF | 7 | ノブス (NOBBS) |
22才 | 159cm | 22 | 3 | アーセナル |
GK | 13 | チェンバレン (CHAMBERLAIN) | 31才 | 180cm | 34 | 0 | アーセナル |
DF | 14 | グリーンウッド (GREENWOOD) |
21才 | 168cm | 15 | 1 | ノッツ・カントリー |
DF | 15 | ストーニー (STONEY) |
33才 | 174cm | 121 | 6 | アーセナル |
MF | 17 | ポッター (POTTER) |
30才 | 174cm | 20 | 2 | バーミンガム・シティ |
FW | 20 | サンダーソン (SANDERSON) | 27才 | 172cm | 48 | 15 | アーセナル |
GK | 21 | テルフォード (TELFORD) | 27才 | 174cm | 6 | 0 | ノッツ・カントリー |
FW | 22 | カービィ (KIRBY) |
22才 | 157cm | 13 | 3 | レディング |
FW | 23 | ホワイト (WHITE) |
26才 | 170cm | 53 | 17 | ノッツ・カントリー |
Coach | マーク・サンプソン(SAMPSON) | 32才 | ウェールズ出身 |
◆平均年齢ー27.3才(日本ー27.6才)
◆平均身長ー169.0cm(日本ー164.8cm)
◆GK平均身長/年齢ー178.7cm/29.3才(日本ー174cm/27.7才)
◆DF平均身長/年齢ー167.4cm/28.4才(日本ー164.5cm/26.9才)
◆MF平均身長/年齢ー169.3cm/26.7才(日本ー163.2cm/29.1才)
◆FW平均身長/年齢ー165.7cm/25.8才(日本ー161.8cm/26才)
※選手全体での平均年齢はほぼ同じ。
※DFでの平均年齢は日本を上回る。(DFの平均身長がオーストラリアとまったく同じでした)
※身長差でいえば、イングランドのほうが+5cm上回る感じ。
【ワールドカップカナダ2015 イングランド代表戦績】
[グループD] | |||||
6/09 14:00 | vs フランス |
0-1 | ● | @モンクトン・スタジアム |
|
6/13 17:00 | vs メキシコ | 2-1 | ○ | (得点) カービィ、カーニー |
@モンクトン・スタジアム |
6/17 16:00 | vs コロンビア | 2-1 | ○ | (得点) カーニー、ウィリアムス |
@モントリオール オリンピックスタジアム |
◇決勝トーナメント ラウンド | |||||
6/22 17:00 | vs ノルウェー | 2-1 | ○ | (得点) ホートン、ブロンズ |
@ランズダウン・スタジアム |
◇準々決勝 | |||||
6/27 16:30 | vs カナダ | 2-1 | ○ | (得点) テイラー、ブロンズ |
@BCプレス・スタジアム |
【イングランド・スタッツ】
フランス |
メキシコ | コロンビア | ノルウェー | カナダ |
TOTAL | |
ポゼッション率 (%)-(%) |
42-58 |
60-40 | 54-46 | 49-51 | 42-58 | 49.4-50.6 |
シュート | 3 |
23 | 13 | 12 | 8 | 59 (11.8) |
枠内シュート | 1 | 10 | 6 | 3 | 4 | 24 (4.8) |
被シュート | 16 |
20 | 11 | 14 | 14 | 75 (15.0) |
被枠内シュート | 4 | 7 | 2 | 5 | 3 | 22 (4.4) |
オフサイド | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 ( 0.8) |
コーナーキック | 3 | 4 | 5 | 7 | 2 | 21 (4.2) |
ファウル | 8 | 6 | 14 | 5 | 21 | 54 (10.8) |
フリーキック | 8 | 10 | 15 | 5 | 16 | 54 (10.8) |
イエロー | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 (0.8) |
※枠内シュート率40.6%からシュート精度の良さがうかがえる。
※被シュートは1試合平均15本、とても多い。被枠内シュート率29.3%と約3本に1本が枠内へ撃たれている様子。
※オフサイドがひじょうに少ない。
【日本・スタッツ】
スイス |
カメルーン | エクアドル | オランダ | オーストラリア | TOTAL | |
ポゼッション率 (%)-(%) |
45-55 |
57-43 | 66-34 | 48-52 | 60-40 | 55.2-44.8 |
シュート | 15 |
4 | 20 | 18 | 15 | 72 (14.4) |
枠内シュート | 3 | 2 | 8 | 3 | 3 | 19 (3.8) |
被シュート | 13 |
20 | 3 | 12 | 8 | 56 (11.2) |
被枠内シュート | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 13 (2.6) |
オフサイド | 2 | 2 | 3 | 4 | 3 | 14 (2.8) |
コーナーキック | 5 | 2 | 9 | 5 | 8 | 29 (5.8) |
ファウル | 10 | 3 | 22 | 6 | 8 | 49 (9.8) |
フリーキック | 13 | 17 | 11 | 8 | 9 | 58 (11.6) |
イエロー | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 (0.6) |
※枠内シュート率26.3%と変わらず低い。
※被枠内シュート率23.2%
【イングランド女子代表・試合ごとのフォーメーションの変遷】
(※FIFA Tactical line-up参照)
◆フランス戦(4-4-2)
◆コロンビア戦(?)
※となってますが、実際見た感じでは
【日本女子代表との対戦成績】
[過去の対戦成績]
4戦/0勝2分け2敗
1981年09月06日/0-4(ポートピア81)
2007年09月11日/2-2 (FIFA女子ワールドカップ・中国)
2011年07月05日/0-2 (FIFA女子ワールドカップ・ドイツ)
↓
【2011年7月5日・W杯日本戦のスタメン】
------------------ホワイト------------------
------クラーク-----スミス--------カーニー----
----------アサンテ------J・スコット----------
ユニット--ストーニー--ブラッドリー--A・スコット
-----------------バーズリー------------------
HT: クラーク→ヤンキー
62分: スミス→アルコ
90分: ホワイト→バセット
なでしこジャパン欧州遠征
2013年6月26日 13時45分KickOff
@Pirelli Stadium /5327人
イングランド 1-1 日本
(GOAL)
41分:アルコ(ENIOLA ALUKO)
76分:川澄奈穂美
(警告)
43分:ウィリアムス
68分:ムーア
【イングランド代表スタメン】
67分: スシー→16ブロンズ、バセット→14ムーア
82分: J・スコット→15ノブス
83分: アルコ→12クラーク、ホワイト→デュガン
【日本代表スタメン】
HT : 安藤→20中島
64分: 宇津木→24上尾野辺
85分: 川澄→15丸山、大野→16岩渕
88分: 長船→14田中
◆同点ゴールの場面、一連の流れ
後半30分過ぎ、バックパスを受けたイングランドのウィリアムスのトラップが大きく弾かれ、大野選手がインタセプトしてドリブルで持ち上がって行く。
このとき川澄選手の位置は、まだ自陣の左サイド、かなり遠いところ。
中央へ切り込んで行くにもDF2枚に付かれ、大野選手から見て右前は大儀見選手が走ってるが、大野選手と大儀見選手の間にもDFが戻って来ている。
大野選手は左横をチラっと見遣り・・・
DFを引きつけながら時間を稼ぎ、中央ドリブルからー
向きを変え、川澄選手が上がって来るのに合わせ左前へ持ち出して行く。
DFの追随を妨げながら、川澄選手が出て来る絶妙のタイミングでラストパスを繰り出すー
DFがパス出し時に足を伸ばすが、わずかに遅れて空振り。
受けた川澄選手は、ワントラップから自らの間合いでシュートに入り、GKの右下を素早く突いてゴール!
この一連の流れでは、とっさの判断が無駄なく織り込まれて連携し合ったからこそ、ゴールまでたどり着いたとうかがえる。
分かり合えている同士ならではこそ、もたらされたものでしょうー
◆イングランド女子代表・特徴やいろいろ感想(箇条書き失礼します)
・全体的にコンパクトを保つ意識が高く、規律ある守備からペースをつくり、攻撃へつなげる。
・相手のビルドアップへの押し上げが早い、カナダ戦でいえば、1トップ下の3選手が猛然とボールホルダーへアプローチする場面が目出つ。
・功から守への帰陣早く、態勢をしっかり整える。ゴール前を固めると堅牢。
・両サイドバックの攻撃参加は、カナダ戦においては皆無。4バックはラインを保つ。
・10番カーニーのスピードに乗った突破力、ペナ前からのシュートの精度高い。カーニーだけに限らず、攻撃のどの選手もミドルレンジからのシュート力を備えている。
・前線で19番テイラーがロングボール一発から抜け出すチャンスをうかがう。
・要は4番ウィリアムス。中盤で動き回り攻撃の芽を摘み、前線へチャンスメイクするロングボールを供給。
また、フリーキック時のキッカーとして、ゴール前へ精度の高いボールを入れてくる。
・イングランド女子は、全8得点中、4得点がセットプレイから。(FK3、CK1)
ゴール前での高さで相手を上回り、特にヘディングが強く決定力がある。
キッカーのウィリアムスは、ゴール前へのキックインをファーに合わせるのが特徴。
・素早いカウンターを受けると戻りきれず失点のシーン(メキシコ戦)
・4バックの裏を突く(特に両サイド)攻勢からピンチのシーン(コロンビア戦)
・ビルドアップや中盤でもたつき、奪われて失点(フランス戦)や、危ないシーン(メキシコ戦・ノルウェー戦)といったもろい面も。
・サイドから複数で崩すことから突破口、また大きなサイドチェンジを交えて(カナダは一切なかった)揺さぶるのが有効のはず。
・ゴール前へ切り込み、DFの裏ニアサイドへ出た選手へ供給など、複数でフィニッシュに至る形の日本をイメージ。
・チャップマン・ウィリアムスといった中盤のベテラン選手と、阪口・宇津木選手の中盤での攻防に注目。
・イングランド・チェルシーに在籍した大儀見選手がキーウーマンになりそう。
・そして安藤魂!!