レッズレディース観戦記 (vsFC大阪高槻戦) | うらじょ

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浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー


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2015年5月17日(日)13時2分キックオフ @高槻市萩谷総合公園サッカー場
(観衆:603人)


スペランツァFC大阪高槻 0-1浦和レッズレディース



得点:

82分 清家貴子(PK)


※シュート: 浦和9 (前半3、後半6)/高槻6 (前半2、後半4)

※コーナーキック: 浦和 7 (前半4、後半3)/高槻1 (前半0、後半1)

※フリーキック: 浦和9 (前半7、後半2)/高槻7 (前半3、後半4) ※直接・間接合わせて

※ゴールキック: 浦和1 (前半0、後半1)/高槻11 (前半4、後半7)




[レッズレディースメンバー]

GK:池田
DF:栗島(→66分 和田)、乗松、高畑、北川
MF:柴田、猶本、岸川、加藤(→72分 清家)
FW:吉良(→89分 臼井)、後藤
SUB:田尻、千葉、長野、白木



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[FC大阪高槻メンバー]

GK:大野

DF:壷井、佐藤、秋葉、武田(→86分 MF28藤野)

MF:高橋、虎尾(Cap)、成宮、巴月

FW:齋藤(→83分 MF24北川)、丸山(→46分 FW15塩谷)

SUB:GK30上野、DF6平野、DF17米山、DF27市野


(こんな感じ…だったと思います。不確かですいません)
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[試合経過]
※いつものように、内容がアバウトなのはご了承くださいませ。(今回も見づらかった…)

【前半】
2分浦和
柴田持ち込み、DFかわして左からクロス→GK大野キャッチ

3分浦和
柴田が中央からドリブル→左の加藤からクロス→GKキャッチ。

5分浦和
岸川から左の北川へ、DFがカットしコーナーキック(CK)に。

7分浦和
左CKからの攻勢もシュートに行けず、猶本を中心に両サイドへ展開するが、なかなか前に出せず。

11分浦和
左CKから北川がキックイン→直接クロスバーにあたり、右でリバウンドを拾った猶本が折り返しから、加藤がシュートも弱く、GKがグラウンダーをキャッチ。

14分浦和
左に吉良か出てクロス→ゴール前で後藤が合わせ切れず頭上を越え、右で柴田が拾いクロス?は、ゴール上へ外れる。

16分浦和
猶本のボール奪取から→左の加藤に出てクロス→ゴール前に吉良か出るが、高槻DFに防がれる。

18分高槻
浦和DFへプレスをかけボール奪取→成宮がペナルティエリア(PA)内右へ持ち込み、ゴール前左へパス→ゴール前左角からノーマークの齋藤がシュート→前に出たGK池田が至近でブロックするファインセーブ。
高槻の決定的場面。

21分浦和
最後列から乗松が持ち上がり、縦に柴田へ供給→ゴール前後藤から、左の加藤がシュート?はゴール枠上に。

23分高槻
齋藤から、右前に出た壷井に渡り、クロスを入れる→ゴール前ファーサイドで、右SB栗島がカットして攻撃を断つ。

26分浦和
乗松から縦にフィードを、吉良が出るがシュート打ち切れず、GK大野がキャッチ。

28分高槻
右スローインから丸山が右前に出てクロス→浦和DFがカット。

31分浦和
後藤→吉良→猶本と中央で繋ぐも、シュートに至らず。

32分浦和
左から北川が持ち上がりクロス→ゴール前合わず。

35分浦和
猶本→中央で岸川→左の加藤から岸川に折り返しからシュートは弱く、GK大野がキャッチ,

36分浦和
右からのフリーキック(FK)を、栗島フェイクから北川が中央に入れ、ゴール前で繋ぎから、?がシュートは、惜しくもゴール左外へ。(この場面が前半の浦和でもっとも決定機だったと見受けられました)

37分高槻
浦和陣内で高橋がボール奪取し、ミドルシュート→GK池田が正面でキャッチ。

43分浦和
岸川から後藤→加藤→吉良とゴール前へ繋ぐが、高槻DFが防ぐ。


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【後半】
7分浦和→高槻
柴田→吉良→北川がゴール前に出るところを高槻DFに奪取される。
高槻はカウンターから、巴月が持ち上がりシュート→GK池田が正面でキャッチ,

9分浦和
PA前左で、北川が2人に倒されFK獲得。
北川のライナー性の速いFKに、ゴール前岸川がヘッドを合わせるが浮いて、ゴール枠上へ。

17分高槻
カウンターから右の壷井→ゴール前右から巴月が出るが、GK池田が出て防ぐ。

21分浦和
栗島→和田に交代。

22分浦和
右スローインから、右から後藤がDFをかわして出てクロス→ゴール前吉良のボレーを、高槻の佐藤が防ぐ。

24分浦和
左から北川が切り込んで、左前に出た加藤に出すがオフサイド。

27分浦和
加藤→清家に交代。

26分高槻
ボール奪取された乗松が、PA左横へ追ってボールホルダーを倒し、高槻がFK獲得。乗松にイエロー。
虎尾のFKは、GK池田が直接キャッチ。

29分浦和
清家からワンタッチで猶本、さらにワンタッチで、ゴール前左に出た北川に渡り、シュートはゴール左外へ。

31分高槻
左から齋藤が出て→巴月に渡りミドルシュートは、ゴール左上を突いた鋭い弾道→GK池田が、上方へ飛び付き弾き出すファインセーブ。

31分浦和
右CKから、ゴール前リフレクトボールを猶本がシュートも、大きく噴かす。

☆34分浦和
猶本から前線へのフィードが高槻DFの背後を突き、清家が抜け出してPA内に→前に出たGK大野が体当たりで止める格好となり、浦和がPK獲得。
ゴール裏に響く激しい衝突音、大野は倒れたまましばし起き上がれなかったが復帰。
★37分浦和
PKキッカー清家が、ゴール左隅に鋭いライナー性のシュートを決め、浦和先制。

38分浦和
右から猶本がクロス→ゴール前ファーサイド左角で吉良が合わせるも、GK大野がブロックするファインセーブ、CKに。

41分高槻
PA前FKから攻勢も、最後はゴール前のハイボールをGK池田がキャッチして潰える。

42分高槻
右からのハイクロス→佐藤?のヘッドなど合わせ切れず、GK池田がキャッチ。

44分浦和
吉良→臼井に交代。

43分浦和
右CKを和田がキックイン→ゴール前、高槻DFに当たり左に流れたボールを、猶本が拾ってシュートも、高槻DFにブロックされる。

アディショナルタイム 高槻
右へ展開して浦和陣内へ攻め入ると、CKを獲得。
右CKから、ゴール前ノーマークの佐藤がヘッドを合わせるも、ゴール左外へ外してしまう。
高槻は絶好機を逸する。

アディショナルタイム 高槻
PA前左奥からFK→佐藤がキックイン→GK池田がキャッチして、そこで試合終了。

浦和が最後逃げ切る形で勝利。


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試合序盤から浦和が優勢にボールを支配。左右にボールをめぐらせサイドから攻め入る形を繰り返し、積極的に点を取りに行く強い姿勢が、前節より見受けられます。
予想通り高槻は、浦和の攻撃をまず受けて先制を許さない守備的偏重の立ち上がり。サイドを破られても、ゴール前では抜かりなくディフェンダーを配置し、浦和はゴールへ有効なシュートには至れません。
序盤の攻勢をしのいだ高槻は、浦和の出方に順応して来たところもあってか、次第にラインが上がりプレスも掛かるようになり、浦和陣内でのボール奪取からゴールを脅かす場面がみえてきます。

18分、浦和DFがボールを失い、成宮選手が鋭く切り込みゴール前に出て、齋藤選手へのラストパスからシュートに至った場面は、高槻にとっては完全な1点ものだったでしょう。
GK池田選手が素早い出足から、至近でブロックしてピンチを防いでくれたことは、その後も攻めあぐねた浦和にとっては、大いなる功績を果たしてくれたといえるでしょう。
池田選手は、試合を通して終始安定したプレーぶりで、ミスや隙を突かれて攻め込まれた守備陣を鼓舞し、奮闘し続けてくれたのではないでしょうか。
特に終盤の高槻の攻勢では、出足良い判断からピンチを未然に防いでくれました。林立するゴール前を掻き分け競り上がり、ハイボールをしっかりキャッチする場面などは、頼もしいサッコが帰って来た、そんな印象を抱きました。

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前半の中盤以降は、浦和がポゼッションしていてもなかなか前に出せず逡巡し、最後列で回しながら入れられない状況がうかがえて来ます。
攻勢に出ても、サイドからはゴール前で合わず、細かくつないでフィニッシュを打ち切れないなど、今一歩入り込めない状況が続いたでしょうか。
縦からでも横からでも、連携を連ねてフィニッシュに至る「理想形」を、レッズレディース攻撃陣どうし共有しているのは垣間見えます。しかし1本でも多く成就させるためには、その今一歩を、より早く正確に繋ぎ相手を剥がし、さらにしっかり撃ち切って枠へ飛ばす踏ん張りの強さを求めたいです。

また最近のレッズレディースには、攻撃の起点となる選手に偏りがある傾向が感じられます。今回で言えば、北川選手の鋭い出足を活かした攻め上がりからに終始しましたし、後半は猶本選手の2列目からの攻撃参加が、より目立っていたと見受けられました。
試合経過の記述を振り返ってみても2人の名前が多く、さて柴田選手などは最初のうちだけで、あまりチャンスには絡んでいない様子でした。本来の攻撃を牽引する姿無く、シュートもゼロでは寂しい限りです。
また、ここ最近攻守のバランスの悪さは否めなく、安易にボールを失いピンチを迎えましたし、間延びしたところには高槻のカウンターが有効となり攻め込まれました。



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試合は後半に入ると、浦和は最後列から左右にめぐらせながら、縦にシンプルに入れるタイミングを見計らい、高槻は中に入って来たボールを狙い虎視眈々とカウンターの機会をうかがうという、縦に上下する攻防が多くなるも、互いにシュートにまで至らず、序盤は膠着状態が続いていきます。
高槻の出足が後半もよく、浦和が繋ぎに苦労し戻される場面も前半同様見えてきます。

突破口が見出せないまま時が過ぎ、後半30分前、流れを代える起爆剤として貴女しかいないという、待望していた清家選手がようやく登場といった感じだったでしょうか。
34分、高槻DFがそれまでケアして来た裏のスペースへ、猶本選手が絶妙のフィードを繰り出すと清家選手のスピードが活かされPKを獲得。
猶本→清家へ、シンプルに縦に出て得点に至ったのは伊賀戦に続き2度目。互いの持ち味の良さが出るホットラインであり、猶本選手の間隙を縫う視野の広さと清家選手の抜群の瞬発力は、一気にゴールを陥れ形勢をひっくり返す魅力を秘めています。
この一発でケリを付けたといえるほど、いまのレッズレディースにとっては、特に清家選手が何とかしてくれるという依存心が、見てる側にとっても試合毎に高まりますし、実際拠り所になって来ているのはたしかです。ここ最近の結果にも表れているのは、5月のレッズレディースは4試合で5得点、うち4得点が清家というj.kenさんにコメントで頂いたご指摘のとおり、ごもっともだと思えます。
ただ、今回はぎりぎりまで清家というジョーカーを温存した様子に、もっと他選手の奮起を促そうという意図が、吉田監督の采配には少なからずあったのではないかと。(清家選手の状態を慮ってとか、ぜんぜん違ってたらごめんなさいです)
攻撃をより活性化するために、跳ね返されても模索し続ける場面が、今季は繰り返されるかもしれません。でもひよることなく、貪欲に挑み続けてもらいたいですね。

浦和はなんとか虎の子の1点をもぎ取り、終盤は高槻の粘り強い攻勢をしのぎ、3試合ぶりの勝利となりました。
苦戦続きだったレギュラーシリーズ前半戦を勝利で締めくくれたこと、特に3勝4敗2分で終えたことは、今後にとっても大きな結果となりました。エキサイティングシリーズ上位に残るために、後半戦の巻き返しに向けて布石を築けたでしょうか。

オランダ遠征を経て、リーグ再開後には、一段とたくましくなった選手たちと再会したいですね。



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応援の中心では、高槻戦はどんな状況になっても、終始眉間にシワを寄せずに楽しむ、応援を後押ししようという呼び掛けが、功を奏したでしょうか。
今回の苦戦においても、事前の呼び掛けがあったからこそ、私的にはある程度の心構えが備わりました。
浦和から辺境のアウェイだからこそ、応援のあり方には、訴えるものがあったと思えます。

GK大野選手が起き上がれないとき、呼び掛けてやろうぜ!という心意気がステキですよね。