レッズレディース開幕から2連敗。
2月の中旬の交流試合で感じた精彩の無さから、ある程度想像の範疇でもあったとしても、実際にINAC・千葉といった難敵に適わなかったことは残念であり、出遅れた現状を取り戻すとしても見通しは明るくないというのが、いま正直に思うところです。
長船・石井といった、今後のレディースDFを背負っていくべき選手たちの離脱によるダメージがあることは、ユースから二種登録で遠藤選手が急遽昇格した様子からも窺えます。
ですが、ある程度の故障者が出てくるのは止むをえない計算内として、問題なのは、選手個々のモチベーションがチームとして結集し機能しているかどうか、というところです。
千葉戦、私は観戦できずまったく状況は解らなかったのですが、ただいろいろ見聞しましたところでは、集約しますとピッチから伝わって来る「覇気」が感じられないという点では一致している様子を覚えました。
ただ選手たちだって、たしかに選手たちなりに懸命にがんばっているはずではあります。ですが昨年優勝してその先にどんな希望や新たな目標が見出せたのかというところでは、浦和レッズレディースとして難しい局面を迎えているのではないかと思えるのです。
プロでは無いアマチュアの彼女たちにとって、見返りの報酬もなく最高目標であるなでしこジャパンへの道もお呼びが掛からず、結果に反映されていないのが実情です。
クラブ側がもっと積極的に選手たちをサポートする様子にもうかがえず、リーグ優勝したにもかかわらずむしろ運営規模が縮小傾向にも感じられます。
2005年のレッズレディース結成以来続いてきたマッチデープログラムが廃止となり、今年もまたレプリカユニフォーム発売のめどが立っていません。選手たちをもっと励ませる機会となるファンとの交流にも、他クラブほどの積極姿勢はうかがえるでしょうか!?
浦和というブランド、憧れを抱いて入団してきた選手たちにとって、もっと誇りを抱いてつねに一丸となって戦える環境づくりこそ、求められていくのではないでしょうかー
等々、思いをつらねますと、最近は愚痴ばかりになって恐縮です。
先週日曜日、AS埼玉とベレーザの試合は見てきました。
簡単に感想を述べますー
埼玉は、しっかりと前からプレスをかける積極姿勢が貫かれてましたし、攻め込まれても粘り強い対応力を持続し、個々で優るベレーザに立ち向かっていたという印象です。
3失点のうち、セットプレイからの2失点と、左からDFを交わし切り込んで、鮮やかなグラウンダーを決めた上辻選手のゴール以外には、時に決定的なピンチを迎えても、耐え忍んで少ないチャンスをうかがう、ゴールを目指す姿勢が伝わって来ました。
これが埼玉の前半のラインナップ
23櫻林______11奈良___3松岡__2秋田谷