U-16日本女子代表 アメリカ遠征から立ち上げ
(JFA.jp 最新ニュース)
2015年02月10日
http://www.jfa.jp/women/news/00004974/
今月就任が発表されたばかりの楠瀬直木監督を迎え、U-16日本女子代表が立ち上げるとなる第1回目の活動を開始。アメリカで開催される「2015 U-17女子NTC招待大会」に参加するため、チームは8日(日)に成田空港に集合。選手・スタッフとも元気にアメリカ入り。 午前中に現地に到着し、カリフォルニアの強い日差しの中で15時から早速トレーニングを開始。
来年のFIFA U-17女子ワールドカップヨルダン2016を目指す新たなU-16日本女子代表メンバーが
2月2日に発表され、8日からアメリカ遠征へ旅立ちました。
11日からはアメリカ・カナダ・メキシコ・日本の4ヶ国で行われる大会「2015 U-17 Women's NTC Invitational」に参加します。
新生U-16日本女子代表にとっては、まず今年11月に中国・武漢で行われるAFC U-16女子選手権で、上位2チームに与えられるU-17ワールドカップの出場権を獲得することが当面の目標となります。
以下が新たなU-16日本女子代表メンバーですー
監督 | 楠瀬直木 | JFAナショナルコーチングスタッフ/FC町田ゼルビア |
コーチ | 岡本三代 | JFAナショナルコーチングスタッフ/セレッソ大阪 |
GKコーチ | 小林忍 | JFAナショナルコーチングスタッフ/川崎フロンターレ |
[GK] | ||
小林未歩 | 1999.05.06 166cm 61kg | JEF市原・千葉レディースU-16 |
米澤萌香 | 1999.08.16 164cm 53kg | 日テレ・メニーナ・セリアス |
[DF] | ||
金勝里央 | 1999.03.11 154cm 43kg | 浦和レッズレディースユース |
千葉玲海菜 | 1999.04.30 160cm 48kg | リベルダード磐城 |
内藤夏鈴 | 1999.08.22 154cm 48kg | バーモス恵庭フットボールクラブ |
松永未衣奈 | 1999.09.12 161cm 43kg | 徳島ラティーシャ |
高平美憂 | 1999.11.04 164cm 53kg | JFAアカデミー福島 |
牛島理子 | 1999.12.12 152cm 42kg | ロアッソ熊本ジュニアユース |
[MF] | ||
吉間かれん | 1999.04.19 157cm 45kg | 栃木SCレディース |
唐橋万結 | 1999.08.04 157cm 46kg | アルビレックス新潟レディースU-15 |
滝川結女 | 1999.08.31 152cm 44kg | 楠クラブレディース |
加藤希 | 1999.12.09 159cm 46kg | 青崎SC HANAKO Clover's |
田村鈴香 | 2000.02.01 160cm 46kg | FCヴィトーリア(JFAアカデミー堺) |
船木和夏 | 2000.08.10 155cm 39kg | 日テレ・メニーナ |
菅野奏音 | 2000.10.30 150cm 38kg | 日テレ・メニーナ |
[FW] | ||
市瀬千里 | 1999.06.07 166cm 54kg | JEF市原・千葉レディースU-16 |
平田朋 | 1999.10.06 162cm 51kg | YASU club U-15 |
林かおる | 1999.12.21 161cm 47kg | OWLET FC U-15 |
小嶋星良 | 2000.02.05 156cm 48kg | 浦和レッズレディースユース |
高橋はな | 2000.02.19 160cm 53kg | 浦和レッズレディースユース |
※ケガのため参加辞退
[MF] | ||
長野風花 | 1999.03.09 157cm 50kg | 浦和レッズレディースユース |
浦和レッズレディースユースから最多の4選手が選ばれましたが、昨年U17女子ワールドカップ・コスタリカで中心選手として活躍し優勝に貢献した長野選手が、参加を見合わせたのはとても残念なことです。
ですが今後もU16の中盤の要として欠かせない存在になるでしょうから、次回以降の代表召集に向けてケガを癒し、しっかり臨んでもらいたく期待したいです。
ー新たにレディースユースの3選手がU16代表入りとなりました。ー
☆FW小嶋星良選手:
前線から、絶え間ない豊富な運動量で攻守に渡りかき回し相手にプレッシャーを与え、チームにポゼッション優位をもたらす奮闘ぶりには評価が高い。
前線の、主にニアサイドのスペースに抜け出す絶妙なタイミングからチャンスを引き出し、巧みな切り替えしからコースを突いたフィニッシュに至れるセンスを有する。さらなる可能性に富んでいる、弱冠15才。
☆FW高橋はな選手:
レディースユースで同級生の小嶋選手とFWを組む、未完の大器。
センターFWとして、軸のぶれない安定したポストプレーが、攻撃への切り替わりに流動性を促し、持ち味である迫力ある強引な縦への突破と、ゴール前での無頼の強さから、昨年は得点を量産し存在が際立った。
昨年10月、関東女子サッカー選手権・準決勝vsメニーナ戦で、皇后杯出場を勝ち取る決勝ゴールや、今年1月、全日本女子ユース選手権決勝までの3試合連続ゴールなど、チームの躍進に貢献。
☆金勝里央選手:
Jrユース時代から、左サイドのスペシャリストとして成長し続け、常にチームにアグレッシブな活性化を促すサイドアタッカー。
球際で両足を使いこなす対応力が相手のプレッシャーを凌ぎ、粘り強い執拗なプレスバックが、さらに相手の攻撃の芽を摘み、ラインを押し上げる。
機をうかがってチャンスと見れば、ダイレクトを交えた連携に呼応良くサイドを鋭く突破し、中に入って来ての持ち前の強引さに加えさらに進化し、絶妙なラストパスを通す秀逸なセンスも見せ始めている。
以上、贔屓目で恐縮ですが、関東女子サッカー選手権優勝、全日本女子ユース選手権準優勝に貢献し応援して来た選手たちが評価を受けての代表入りは、ホント嬉しい限りです。
昨年3月にU-17ワールドカップコスタリカ2014を制したメンバーの立ち上がりは、2013年2月のなでしこ強化合宿で発表されたU-16日本女子代表候補のメンバーでした。全22選手の所属クラブ・学校の内訳はこんな感じでした。
(4名)JFAアカデミー福島(福島)
(3名)浦和レッズレディースユース・ジュニアユース(埼玉)
(2名)セレッソ大阪レディース(大阪)
(1名)日テレ・メニーナ(東京)、横須賀シーガルズFC(神奈川)、JEF市原・千葉レディースU18(千葉)、KASHIMA-LSC(茨城)、
FCヴィトーリア(大阪)、高槻フットボールクラブ(大阪)、プラセル神戸(兵庫)、名古屋フットボールクラブ(愛知)、青崎SC Hanako Clover's(広島)、
西南フットボールクラブU-15(福岡)、鳴門ポラリスレディースフットボールクラブ(徳島)、聖和学園高校(宮城)、藤枝順心高校(静岡)
本州にある強豪チーム、主にJFEアカデミーをはじめ関東圏や関西圏にあるチームから主体となって選出されていた様子。で、2年後の今回はこんな感じになりました。
(3名)浦和レッズレディースユース(埼玉)、日テレ・メニーナ(東京)
(2名)JEF市原・千葉レディースU-16(千葉)
(1名)バーモス恵庭フットボールクラブ(北海道)
、JFAアカデミー福島、リベルダード磐城(福島)
、アルビレックス新潟レディースU-15(新潟)、栃木SCレディース(栃木)、OWLET FC U-15(愛知)
、楠クラブレディース(三重)
、YASU club U-15(滋賀)
、FCヴィトーリア[JFAアカデミー堺](大阪)、青崎SC Hanako Clover's(広島)、徳島ラティーシャ(徳島)
、ロアッソ熊本ジュニアユース(熊本)
1月に行われた全日本女子ユース(U-18)の優勝~3位までのチーム、メニーナ・浦和・JEFといった首都圏の強豪クラブからの選手を主に、JFAアカデミーからは減少、そして一昨年と比べ北海道から九州まで広域に、今までにない各地からの選出がうかがえます。
北海道・栃木・三重・滋賀・熊本など聞き覚えのない新たなクラブチームから、新たな代表選手が輩出されています。女子サッカーの裾野への普及が、徐々にうかがえて来ているでしょうか。
今回初の代表選手を送り出すクラブの指導者や関係者の方々にとっては、嬉しいこととなったでしょうね。
さて今回U-16女子代表のアメリカ遠征の場所ですが、昨年もU-17女子代表が同時期に遠征を行なったところと同じです。
昨年2月8日に自ブログの記事にしていました。→「リトルなでしこU-17 アメリカで奮闘中」
既出ですが、あらためて説明しますとー
地図の赤い印の位置が、今回アメリカ遠征が行なわれているカーソンというところです。
カリフォルニア州ロサンジェルス郊外にあるカーソンという都市に、スタブハブセンターという複合スポーツ施設があるそうで、その中のUSサッカー協会ナショナルトレーニングセンターであるGlenn “Mooch” Myernick フィールドというところで、U-17女子NTC招待大会の試合が行なわれます。
スタブハブセンター(StabHub center)は、カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校キャンパス内にあるそうです。(Wikipedia参照)
大会名のNTC Invitationalというのは、National Training Centerの招待客だけ(Invitational)による大会ということになります。
航空写真で見て検証しますと、スタブハブセンター(スタジアム)の隣に、Glenn “Mooch” Myernick フィールドがあるようですね。
【U-16女子日本代表:大会スケジュール】
[2015 U-17 Women's NTC Invitational]
<第1戦>対カナダU-17代表 2月11日(水)15:00 (日本時間:12日8:00)
<第2戦>対メキシコU-17代表 2月13日(金)15:00 (日本時間:14日8:00)
<第3戦>対アメリカU-17代表 2月15日(日)16:00 (日本時間:16日9:00)
[アメリカU-17代表]
(GK)
Hillary Beall
175.3cm 01/27/99 (Laguna Beach, California SoCal Blues)
Brooke Bollinger
177.8cm 11/17/99 (Melbourne, Fla. Orlando City)
(DF)
Sierra Enge
162.6cm 02/23/00 (Cardiff, Calif. Carlsbad Elite)
Joanna Harber
162.6cm 07/13/99 (Bellevue, Washington Eastside FC)
Karlie Paschall
162.6cm 01/22/99 (Brentwood, Tenn. Tennessee SC)
Karina Rodriguez
165.1cm 03/02/99 (Torrance, California SoCal Blues)
Sydney Zandi
165.1cm 05/28/99 (West Chester, Pa. Penn Fusion)
(MF)
Emina Ekic
160cm 06/06/99 (Fairdale, Ky. Jovanon SC)
Jaelin Howell
170.2cm 11/21/99 (Windsor, Colorado Real Colorado)
Rachel Jones
157.5cm 01/21/00 (Lawrenceville, Ga. Tophat SC)
Kiara Pickett
149.9cm 04/30/99 (Santa Barbra, California Camarrillo Eagles)
Isabel Rodriguez
162.6cm 04/13/99 (Canton, Michigan Michigan Hawks)
Ashley Sanchez
160cm 03/16/99 (Monrovia, Calif. SoCal Blues)
Jordan Taylor
154.9cm 09/19/00 (Wadsworth, Ohio Ohio Premier Eagles)
Frankie Tagliaferri
167.6cm 01/18/99 (Colts Neck, N.J. PDA)
Brianna Pinto
162.6cm (Durham, N.C. CASL)
Taryn Torres
160cm 04/23/99 (Frisco, Texas Solar Chelsea SC)
(FW)
Sophia Smith
165.1cm 08/10/00 (Fort Collins, Colo. Real Colorado)
Alexa Spaanstra
165.1cm 02/01/00 (Brighton, Michigan Michigan Hawks )
Olivia Wade
167.6cm 12/28/99 (Kaysville, Utah La Roca FC)
Taryn Ries
01/01/01 (Portland, Ore. FC Portland)
◆U17の今後の予定ですー
・4月27日~30日
トレーニングキャンプ(国内)
・6月22日~25日
トレーニングキャンプ(国内)
・8月17日~23日
トレーニングキャンプ(国内)
・10月5日~8日
トレーニングキャンプ(国内)
・10月27日~11月16日
AFC U-16女子選手権2015中国 (11月4日~15日@武漢)